田中、脇坂に訊いたアカデミーの魅力は…
加えて、川崎の下部組織の特長のひとつとして、文武両道を徹底していることも挙げられる。「サッカーだけをやっていれば良いわけではない」との考えをもとに、“通知表で「1」を2度、取ったら退団”という明確なルールを設けるほどだ。練習でどれだけ疲れていても、学業を疎かにしないように指導しているようで、トップ昇格を果たした選手たちは成績も優秀だったという。
ひとりのサッカー選手として育てるとともに、ひとりの人間としても育てる。子どもを成長させられる環境ととしても適していると言えるのだろう。
ちなみに田中碧にアカデミーの魅力を訊いてみれば、「これはあくまでも個人的な意見ですよ」と前置きしつつ、「フロンターレの選手は“強い”んじゃないですかね」と話す。
「上手いうえに、タフだなと。フィジカル、メンタルも含めてアカデミー出身の選手って負傷離脱する人は少ないんですよ。
川崎って選手層が厚くてすぐには試合に出られない。そりゃ出られるクラブでやったほうが良いかもしれないけど、出られない悔しさを感じながら培われるものもある。厳しいリバウンドメンタリティは持っているのかなと。そういう面での“強さ”は感じます」
そうした田中の声に脇坂泰斗も同調する。「移動が長かったり、色んな場所でトレーニングしたからこそ、適応力やタフさが見に付いたのかもしれない」
出身者ふたりが語る利点も、川崎アカデミーの特長と言えそうだ。
(文中敬省略)
※『サッカーダイジェスト』2020年8月27日号(8月13日発売)より一部、加筆・修正して転載。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
ひとりのサッカー選手として育てるとともに、ひとりの人間としても育てる。子どもを成長させられる環境ととしても適していると言えるのだろう。
ちなみに田中碧にアカデミーの魅力を訊いてみれば、「これはあくまでも個人的な意見ですよ」と前置きしつつ、「フロンターレの選手は“強い”んじゃないですかね」と話す。
「上手いうえに、タフだなと。フィジカル、メンタルも含めてアカデミー出身の選手って負傷離脱する人は少ないんですよ。
川崎って選手層が厚くてすぐには試合に出られない。そりゃ出られるクラブでやったほうが良いかもしれないけど、出られない悔しさを感じながら培われるものもある。厳しいリバウンドメンタリティは持っているのかなと。そういう面での“強さ”は感じます」
そうした田中の声に脇坂泰斗も同調する。「移動が長かったり、色んな場所でトレーニングしたからこそ、適応力やタフさが見に付いたのかもしれない」
出身者ふたりが語る利点も、川崎アカデミーの特長と言えそうだ。
(文中敬省略)
※『サッカーダイジェスト』2020年8月27日号(8月13日発売)より一部、加筆・修正して転載。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)