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【連載・東京2020】立田悠悟/後編「先を行く冨安健洋の存在『いつ追い越せるか分からない。それでも…』」

カテゴリ:日本代表

前島芳雄

2020年01月13日

「続けられている自分が好きだし、そこが自分の強み」

U-23日本代表では、森保監督の就任当初からメンバー入り。最終ラインの要でもあるリベロを担う。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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――プロになってからも身長が伸びて実際には190㌢を越えていたのに、昨年まで189㌢で通していたようですね。なぜですか?
「190㌢というのになんか抵抗があったんですよね。サッカー以外の生活では不便なことのほうが多いですし、大き過ぎて引かれるというか(笑)。でも、海外移籍なんかを考えると、190㌢を越えているほうがアピールになるかなと思って、今は測った通り(191㌢)にしています」

――身長だけでなく、選手として着実に成長していることは間違いないですね。
「一気にガーンと上がれば一番良いですけど、そういう飛び抜けた才能もないし、昔から凄かったわけではないので、コツコツやるしかないですよね。苦しくてもやり続けてきたからこそ、今の僕がある。だからそういう姿勢はこれからも持ち続けたいです」

――コツコツやり続ける根気みたいなところには自信があると?
「そうですね。続けられている自分が好きですし、そこは自分の強みですから」
 
――話は変わりますが、東京五輪に出たいと意識し始めたのはいつ頃からですか?
「東京で五輪をやると決まった瞬間から、自分は世代的に入っているな、出たいなと思っていました。そして、実際にこの世代の代表に入り始めてから、その想いはもっともっと強くなってきました。今は五輪までもう1年もないので、なんとしても出たいという気持ちが強いです。ただ、出るだけでなく、出て何ができるかというのが大事。そのための準備は本当にしっかりやりたいです」

――出場して活躍するための課題は?
「正直今のままじゃ全然ダメだと思っています。海外の選手をどうやって止めるのかを考えると、アジリティの部分で、もっともっと俊敏に動けるようにならないといけないし、もっと身体を大きく強くしないといけない。本当にやるべきことが多いと思います。それをひとつひとつクリアしていかないといけないし、自分のことなので自分でなんとかしていくしかありません」

――2019年シーズンのJリーグでは1対1で止め切れなくて失点するシーンもあったし、1年間レギュラーを張り続けられなかった。やはり悔しさも?
「もちろんです。18年は右サイドバックとして多くの試合に出させてもらった。サイドバックでやれていたんだから、得意のセンターバックだったらもっとやれると思っていた自分がいたんですよ。ところがプロで経験するセンターバックってやっぱり求められるレベルが違った。守る範囲が急激に広くなって、全てへし折られたというか。ユース時代にカバーできたところもプロではなかなかついていけない。準備不足や考え方の問題もあるし、自分で難しくしてしまった1年だったかなと。でも悔しい思いをした分、2020年はもっとやってやるという気持ちはすごく強くなっているので、来年以降にその想いをつなげたいです」
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