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【連載・東京2020】立田悠悟/後編「先を行く冨安健洋の存在『いつ追い越せるか分からない。それでも…』」

カテゴリ:日本代表

前島芳雄

2020年01月13日

「ユースの頃よりも自主練をするようになった」

ヘディング練習は欠かさない。プロの舞台でもその強さを発揮している。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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――たとえば、どんなプレーができるように?
「ひとつはカバーリングです。先ほども言ったように、(村松)航太くんから学べて、すごく伸びました。最後に身体を張って守るとかはDFなら当たり前ですが、その当たり前ができてなかったところはあった。だから航太くんのプレーはすごく勉強になったし、自分も前よりも確実に成長していると実感できた」

――プロ入り後の立田選手のことを平岡宏章監督に聞いた時、悠悟は最後まで頑張り切れるというか、気持ちを出し切れるのがいいと言っていました。
「そこは持ち味というより、当たり前のことなのかなって。今も自分のできることなんて限られているし、それをやらなきゃ自分がいる意味はない。だから、昔と変わらずやれることを全力でやっているだけという感じですね。今はユース時代より格段にやれることが増えているので、成長はできているけど、もっともっとやれることが増やして、幅の広い選手になりたいです」

――プロになって変わったのは?
「ユースの頃よりも自主練をするようになりましたね。ユースだと時間があまりなかったので。そこがいちばん変わったところかな。特に1年目は、ほとんど試合には出られないし、練習でも通用しなかった。ユースで10割のうち7~8ぐらいまで上っていたようなのが、また1に戻った感覚でした。そこで何ができるかって言ったら、もう人より練習するしかない。とにかく毎日自主練は欠かさないようにしています」

――プロ1年目は、阪倉裕二コーチ(当時)と居残りでずっとヘディングの練習をしていましたね。
「それが今に活きているし、自分の強みになってきているのかなと。そこで負けたら自分ではない。だからこそ試合に向けての準備は人一倍しています」
 
――その準備というのは、頭の中も含めて?
「そうですね。視野がいろんなところに広がった分、考える量も増えましたし、考えてやれることも増えてきたので、そこはプラスに捉えています。それをもっと整理して、余裕を持って、周りにも伝えられるようになれば、もっと良くなる。あとは怪我しないように準備しているつもりです。それも当たり前のことですけど、そういう細かいところから気を抜かないように」

――プロ1年目のシーズン終盤には、ヘディングの飛距離がかなり伸びたらしいですね。
「練習の成果もあるし、身体が大きくなったというのもあります。ユース時代の映像を今見るとビックリするくらい細かったですが、プロに入って練習量が増えた。食べる量も増えたし、筋トレもするようになって、体重が1年目から7~8㌔くらい増えたんです。体幹トレーニングも先輩に勧められてやり始めて、今も続けています。そういったことがヘディングの飛距離につながっているのかなと。自分の体重を支えられる筋力がついてきて、身体のコーディネーションも良くなったので、ユースの頃よりも速く動けるようになってきましたね」
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