クラブの歴史に名を刻む選手になりたい
いずれにしても、『アタッキング・フットボール』でタイトル奪取を目指す横浜の命運を、トップ下で攻撃のタクトを振るうマルコスが握っていると言ってもいい。では、本人にその覚悟や責任感はあるのか。重圧は感じていないのか――。
「覚悟だったり、かかるプレッシャーは、ブラジル時代にも常にあったので慣れていますし、楽しむこともできる。期待されているのは分かっています。それに応えられるようなプレーを見せたい」
応援してくれるファンやサポーターを喜ばせるような働きをしたい。個人的な評価を上げたいわけではない。チームとして何かを成し遂げたいと、強く願っているだけだ。
「みんなの力でタイトルを掴む。その中のひとりになれればいい。いつか、僕がこのクラブにいた時代を誰かが振り返った時、『マルコスはF・マリノスの偉大な選手だったな』と思い出してくれれば。そうなれたら、嬉しいですね」
逆転優勝の可能性は十分にある。マルコスは「絶対にできると思っているし、信じている」と言葉に力をこめる。そのために必要なのは「集中力」を挙げ、またチームが一枚岩となって戦うことも強調する。
「ピッチに立っている選手も、メンバーから外れた選手も、優勝したいという気持ちを強く持つことが大事。勝利への思いをむき出しにして、みんなで一丸となって、ハードワークしなければならない」
「覚悟だったり、かかるプレッシャーは、ブラジル時代にも常にあったので慣れていますし、楽しむこともできる。期待されているのは分かっています。それに応えられるようなプレーを見せたい」
応援してくれるファンやサポーターを喜ばせるような働きをしたい。個人的な評価を上げたいわけではない。チームとして何かを成し遂げたいと、強く願っているだけだ。
「みんなの力でタイトルを掴む。その中のひとりになれればいい。いつか、僕がこのクラブにいた時代を誰かが振り返った時、『マルコスはF・マリノスの偉大な選手だったな』と思い出してくれれば。そうなれたら、嬉しいですね」
逆転優勝の可能性は十分にある。マルコスは「絶対にできると思っているし、信じている」と言葉に力をこめる。そのために必要なのは「集中力」を挙げ、またチームが一枚岩となって戦うことも強調する。
「ピッチに立っている選手も、メンバーから外れた選手も、優勝したいという気持ちを強く持つことが大事。勝利への思いをむき出しにして、みんなで一丸となって、ハードワークしなければならない」
目の前の1試合1試合で、確実に勝点3をもぎ取る。格下相手の取りこぼしは致命傷になりかねないと、マルコスは危機感も募らせる。先制しながらも終盤に追いつかれて、1-1のドロー決着に終わった27節の仙台戦のように「勝てそうな試合を引き分けにしない」。どっちに転ぶか分からない試合でも、しっかりと勝ち切らなければならない。
「F・マリノスはそれができるチーム」と確信しているマルコスは、もう一度、繰り返した。「だから必ず優勝できると信じている」と。
マルコスの人となりについて語ってくれた木下通訳の話には、まだ続きがある。
「常にチームのことを考えていますけど、ピッチの中では、イエローカードをもらってしまったりとか、けっこうイライラする時があるじゃないですか。でもそれは本当に勝ちたいと思っているからで、とにかく負けず嫌いだし、優勝するんだという強い気持ちが伝わってきますね」
ブラジルからやってきたサッカー少年は、エネルギーを漲らせ、ふつふつと闘志を燃やしながら、その澄んだ瞳で優勝だけを見据えている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト10月24日号(10月10日発売)掲載の記事に加筆修正したもの。
「F・マリノスはそれができるチーム」と確信しているマルコスは、もう一度、繰り返した。「だから必ず優勝できると信じている」と。
マルコスの人となりについて語ってくれた木下通訳の話には、まだ続きがある。
「常にチームのことを考えていますけど、ピッチの中では、イエローカードをもらってしまったりとか、けっこうイライラする時があるじゃないですか。でもそれは本当に勝ちたいと思っているからで、とにかく負けず嫌いだし、優勝するんだという強い気持ちが伝わってきますね」
ブラジルからやってきたサッカー少年は、エネルギーを漲らせ、ふつふつと闘志を燃やしながら、その澄んだ瞳で優勝だけを見据えている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト10月24日号(10月10日発売)掲載の記事に加筆修正したもの。