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【アジア杯グループリーグ総括】数々のアクシデントに見舞われ…第3戦で勢い得るも攻撃面の修正は必要だ

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年01月20日

3連勝で決勝トーナメント進出も不安は拭えず

3試合で6ゴールは奪ったが、攻撃は改善が必要だ。原口らを中心に新たな形を作れるか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 潮目がやや変わったのは第3戦のウズベキスタン戦だ。森保監督はオマーン戦からスタメンを10人入れ替えてこのゲームに臨んだが、武藤や塩谷司らが結果を残して2-1で勝利。「試合に出てない選手が出た時に活躍してチームの士気を上げる。良い流れです」と長友が話したように、いわゆる“控え組”が奮闘し、3連勝でグループリーグを1位で突破。一発勝負の決勝トーナメントへ勢いをつける1勝となった。
 
 もっとも対戦したウズベキスタンも数人のメンバーを入れ替えており、日本のチームとしてのパフォーマンスが向上したかと問われれば、疑問符は付く。
 
 グルーリーグで気になったのは、国内の親善試合ではスムーズに機能していた流動的な攻撃が鳴りを潜めている点だ。これは中島、堂安、南野、そして大迫という“感覚”が合う4人がいたからこそ、眩い輝きを放つアタックだったのだろう。そのため、今大会の日本の攻撃はどこかチグハグで、息が合わないシーンが多い。左サイドの長友と原口の連係などを含めて改善が必要だ。
 
 またウズベキスタン戦では武藤らが活躍したが、彼らが一発勝負の舞台で同じように力を発揮できるかは未知数だ。「大会前からの予想通り、3試合すべてが難しく厳しい試合でしたが、チームの共通理解や全体のコンディションは上がりました」と指揮官は語るが、現時点で試合運びは粗く、選手層に厚みができたとは言い切れない。
 
 決勝トーナメントでは大迫が復帰できる可能性がある。ベストメンバーで臨めれば、覇権奪回に近づく確率は高まるが、問題は主軸の誰かを欠いた時で、ウズベキスタ戦のようにチャンスを与えた選手が上手く機能するか。

 キャプテンの吉田は「(グループリーグは)結果だけ見れば勝点9を奪えましたが、全部楽な試合ではなかったので、ある意味、一番良い形できているんじゃないかなと思います。苦しみながらも勝点をもぎ取ってきたというのはチームを構築するうえで、良い形じです。ただ、次からが本当のアジアカップが始まるなという気持ちです。一発勝負なのでひとつのミスが命取りになります。痺れる試合は増えるはずです」と語る。ここからは真の総合力が問われることになる。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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