ネイマールをトップ下に抜擢! パリSGの「新チームアタック」を徹底分析

カテゴリ:ワールド

ロベルト・ロッシ

2018年11月05日

2列目を考えるとカバーニ以上のCFはいない。

カバーニは2列目と効果的に絡み、チームアタックを機能させている。写真:Getty Images

画像を見る

 カバーニの1試合平均のシュート本数はエムバペ、ネイマール、ディ・マリアよりも低いが、その分彼らがフィニッシュする状況を作り出す仕事をこなしている。もちろん、フィニッシュに絡めばその嗅覚と高いテクニックを活かし、高い確率でゴールを決める。「このチームのCFとしてカバーニ以上に適任と言えるプレーヤーを挙げろ」と言われても、私は誰も思い浮かべることができない。
 
 とはいえ、個人的な意見を言えば、CFカバーニを支える2列目の配置は、右からエムバペ、ネイマール、ディ・マリアという現在の形よりも、右からディ・マリア、エムバペ、ネイマールという並びの方が、少なくとも攻撃の局面に関してはより強力だと思う。
 
 ネイマールはチャンスメークやアシストにおいては際立ったタレントを発揮するが、ことゴールという点では、例えばリオネル・メッシやクリスチアーノ・ロナウドのように年間40ゴール以上を叩き出すタイプではない。だがエムバペはことフィニッシュに関しては、その域に到達するポテンシャルを持っている。
 
 バルセロナでそうだったように、左に置くネイマールを「ラスト30メートルのレジスタ(司令塔)」と位置付け、そのクオリティーを主に崩しとアシストに使うことで、トップ下(事実上のセカンドトップ)に置いたエムバペの得点力をより高いレベルで引き出すことができれば、現在の配置よりも総合的な攻撃力、とりわけゴールの数は増えるのではないかと思う。
 
【関連記事】
バルサの「新チームアタック」の鍵はコウチーニョとデンベレだ!
ハメスの新恋人はセクシーなモデル美女? お揃いのネックレスを…
欧州5大リーグの得点ランクでトップに立った! 止まらない“怪童”エムバペ、気になる智将との関係は?
「だからネイは愛される!」「娯楽の神」至宝ネイマールの“神業ヒール”が驚異の1200万回再生!
英誌が選ぶ「アジアのヤングスターベスト5」に久保建英が選出! "日本の驚異的なアタッカー"にパリSGなども注目と報じる

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ