ネイマールをトップ下に抜擢! パリSGの「新チームアタック」を徹底分析

カテゴリ:ワールド

ロベルト・ロッシ

2018年11月05日

組織の中で活かすためエムバペは右サイドに。

フランス代表と同じく右サイドでの起用が続くエムバペ。爆発的なスピードでカウンターの急先鋒となる。写真:Getty Images

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 ネイマールのトップ下起用に伴いシステムも、当初の4-3-3からより前輪駆動型の4-2-3-1へと変更されている。左ウイングに攻撃陣の中で最も戦術的な動きに優れたプレーヤーであるディ・マリアを配することで、攻撃のクオリティーを高めつつも守備の局面における左サイドの安定性も確保されており、攻守のバランスは決して悪くない。
 
 同じ役割を右サイドで担うのがエムバペだ。持っている資質だけを見れば、最も持ち味を発揮できるのはセカンドトップだろうが、トゥヘル監督はフランス代表でディディエ・デシャン監督がそうしているように、右ウイングに置くことによって、その爆発的なスピードをカウンターアタックで活かしつつ、相手を押し込んだ後の攻撃の最終局面では右のハーフスペースからの仕掛けで積極的にフィニッシュに絡ませることで、そのゴールセンスも引き出そうと目論んでいる。
 
 まだ19歳ということもあり、さらなる成長のためには守備の局面で敵SBをマークするタスクを身に付ける必要もある、という判断もあるかもしれない。本来のエムバペは、ゴールに近い場所に置けば置くほど大きな貢献を果たすに違いないタレントだ。しかしネイマール、カバーニというトッププレーヤーと共存しつつ、それぞれが持ち味を発揮できる道を探るという観点に立てば、エムバペを右ウイングに置くというのはベストの解決策だと言っていいだろう。
 
 エムバペ、ネイマール、ディ・マリアという2列目のタレントが持ち味を発揮しつつ共存するうえで、カバーニは理想的なCFだと言える。ゴール前に常駐するのではなく前線を動き回ってスペースを作り出し、動的な形でフィニッシュに絡んでいこうとするそのダイナミックなプレースタイルは、ゴール前や裏のスペースにタイミング良くオフ・ザ・ボールで入り込む動きを得意とするエムバペ、ドリブルやコンビネーションでフィニッシュに絡んだり、2列目から質の高いアシストを前線に送り込みたいネイマールのいずれにとっても、非常に高い補完性を持っているからだ。
 

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