「遠藤はインテリジェントな選手。彼が入ることで試合が変わる」
――遠藤航選手について、どうでしょうか?
「とても賢い選手です。頭の中が常にクール。私は彼のようなインテリジェントな選手が好きなんです。決して遠藤はスピードに恵まれた選手ではありませんが、あらかじめ展開を読むことによって補ってます。
ビルドアップには落ち着きがあり、おかしなことをしません。守備の面も、よく考えてやってますよね。うちのチームは中盤でマークを決める戦術を採ってますが、フィジカルで時折、苦しむこともあります。だけどゾーンディフェンスならピッタリの選手ですね。
私はね、日本人の選手と仕事をすることに意欲的です。彼らのやる気はすごい。そして高い野望を持ってます。非常にコーチの言うことも熱心に聞きます。遠藤はそうした日本人選手の見本のような存在です。さらに2ゴールという結果も残してるんですからね。とても満足しています」
――9月の国際マッチウイークが終わり、遠藤選手はベンチスタートが増えました。先発するには何が必要でしょうか?
「そんなに多くのことは必要ありません。遠藤がベンチからスタートするのは、彼の問題ではなく、私の(戦術による)選択だからです。
システムにはいくつかありますが、3−6−1ですと1トップ(主にヨアン・ボリ)とゲームメーカー(ロマン・ベズス)を置きます。相手のペナルティエリアに入っていくためには、ゲームメーカーを追い越していくタイプのMFが必要です。
遠藤は、味方のフォローに回るタイプのMFで、味方を追い越して走っていくタイプではありません。一方、アレクシス・デ・サールは、どんどん相手ペナルティエリアの中まで走っていく選手ですから、戦術上、彼を先発に使っているわけです。
この前のムスクロン戦では途中から遠藤が入ったことにより、ボールがよく循環するようになり、チームの勝利に貢献しました。完璧なプレーでした」
「とても賢い選手です。頭の中が常にクール。私は彼のようなインテリジェントな選手が好きなんです。決して遠藤はスピードに恵まれた選手ではありませんが、あらかじめ展開を読むことによって補ってます。
ビルドアップには落ち着きがあり、おかしなことをしません。守備の面も、よく考えてやってますよね。うちのチームは中盤でマークを決める戦術を採ってますが、フィジカルで時折、苦しむこともあります。だけどゾーンディフェンスならピッタリの選手ですね。
私はね、日本人の選手と仕事をすることに意欲的です。彼らのやる気はすごい。そして高い野望を持ってます。非常にコーチの言うことも熱心に聞きます。遠藤はそうした日本人選手の見本のような存在です。さらに2ゴールという結果も残してるんですからね。とても満足しています」
――9月の国際マッチウイークが終わり、遠藤選手はベンチスタートが増えました。先発するには何が必要でしょうか?
「そんなに多くのことは必要ありません。遠藤がベンチからスタートするのは、彼の問題ではなく、私の(戦術による)選択だからです。
システムにはいくつかありますが、3−6−1ですと1トップ(主にヨアン・ボリ)とゲームメーカー(ロマン・ベズス)を置きます。相手のペナルティエリアに入っていくためには、ゲームメーカーを追い越していくタイプのMFが必要です。
遠藤は、味方のフォローに回るタイプのMFで、味方を追い越して走っていくタイプではありません。一方、アレクシス・デ・サールは、どんどん相手ペナルティエリアの中まで走っていく選手ですから、戦術上、彼を先発に使っているわけです。
この前のムスクロン戦では途中から遠藤が入ったことにより、ボールがよく循環するようになり、チームの勝利に貢献しました。完璧なプレーでした」
――鎌田は3ゴール。驚きですよね。(※取材時の記録。10月20日に4ゴール目を決めた)
「彼はポーカーフェイスで、感情を表に出さない。ゴールが決まると喜びを爆発させますがね。ボールを持ったとき、彼は常に支配している。クオリティは間違いなく高い。
並外れたスピードがあるわけではない。並外れたキックを持っているわけでもない。だけど、並外れた支配する能力が彼にはある。焦ってプレーすることは決して無い。それは天賦の才ですよね。ベルギーには、彼のようなボールを持って支配するタイプの選手はあまりいない」
――ちょっと古いですがエンツォ・シーフォ(元ベルギー代表)のようなタイプでしょうか?
「シーフォはゲームメーカーで10番タイプでした。鎌田はストライカーでもゲームメーカーでもなく、9.5番のタイプだと思います。サイドからカットインするアクションも出来ますし、(鎌田のデビューマッチとなった)ヘント戦ではそのパターンでゴールを獲ってます。私は、鎌田のベストポジションは9.5番だと思ってます」
――ボールを持った時のプレーは素晴らしい。彼の改善点はボールが無い時の動きでしょうか?
「両方とも少しずつありますね。例えば、一見単純そうなパスを集中力を欠いてミスすることがある。ドリブラーと違って、パサーはそういったミスを減らさないといけない。
私は彼のような天才を好む一方、チームの組織も重要視しています。そのバランスも必要です。(初先発となった)ムスクロン戦では、彼がチームの好機にほぼ全て絡んでました。スペシャルなプレーヤーですよね」