【岩政大樹】日本はセネガルの弱点を掴んでいた!乾のゴールがその象徴だ

カテゴリ:日本代表

岩政大樹

2018年06月25日

宿題を片付けて、ベルギーかイングランドとの決戦へ!

ポーランド戦ではペナルティエリア周辺での細かな判断のミスを解消したい。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 課題をあげれば、当然守備面になります。特に、失点シーンではいくつかのミスが重なりました。特に、ペナルティエリア周辺での細かな判断のミスは毎試合見られる日本の課題です。
 
 ただ、「より良い判断ができたはず」という見方はできるものの、これは一朝一夕で解決できるものではありません。判断のミスは習慣です。日本サッカー全体の課題として認識すべきで、ひとつの判断について粗探ししても、次のポーランド戦にはつながらないでしょう。
 
 もうあと1試合でグループリーグが決するという段階では、守備の判断のミスを覆い隠すために相手の攻撃の回数を減らすのが最善だ、と西野監督は考えているはずです。実際、結果と内容が伴ったことで、チームの自信は深まったはずですから、その方向性を信じるべきでしょう。
 
   日本サッカーは新たなステージに踏み入れました。攻撃のマインド、ボールを保持して攻め込むスタイルでワールドカップの戦いに堂々と立ち向かえる。そんな手応えを4年越しに手にしました。となると、ポーランドはセネガルよりもやりにくい難敵でしょう。
 
   舞台は整いました。まだ11人の相手に勝ち切る、まではいけていません。その宿題を片付けて、ベルギーかイングランドとの決戦へ。ワクワクしないはずがありません。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。


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