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【現地紙インタビュー】バルサGKテア・シュテーゲン「俺にとって完璧主義と向上心は同義語なのさ」

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2017年12月30日

バルサのキーパーにしか味わえないやり甲斐を。

テア・シュテーゲンは守備の機能性が上がったことを実感。「クリーンシートが増えているのはチーム全員の功績だ」と語る。(C)Getty Images

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――相手のフォワードと1対1になったとき、なにを考えているの。

「1対1の場面はいつだって俺たちキーパーが不利だ。フォワード側にはいくらでもシュートの選択肢があるからね。ただ俺は、デラとともに対戦相手の攻撃陣をしっかり分析した上で試合に臨んでいる。シュートを撃つときの特徴や癖も含めてね」

――ゴール前で混戦になっても、セーブする瞬間、だれがシュートを撃ったかは把握しているもの?

「動き方や蹴り方を見ていれば、だいたい直観で分かるものだよ。同時にそうしたことを意識することで、どういったシュートをどのタイミングで撃ってくるのかも予測がつく。そうやってあらゆる状況を想定しておくことがキーパーにとっては重要なんだ」

――バルサでキーパーとしてプレーすることは楽しい? 難しい?

「その両方だね。リーガはレベルも高いし、難しさはもちろんある。でもその一方でバルサのキーパーにしか味わえないやり甲斐もすごく感じている」

――チーム全体で連動して前からプレスをかけていくバルサでは、キーパーである君もペナルティーエリアを飛び出してプレーする機会が少なくない。不安は感じないかい?

「感じないよ、チームをサポートするためにやっていることだからね。たまに後ろを振り返って、こんなに(エリアから)離れているのかって驚くこともあるけど、それによってナーバスになることはない」

――一度も?

「ああ、一度も。サッカーでナーバスになるなんて考えられない。ただ、プライベートとなると話は別だ。とくに結婚式の当日は、人生で一度も経験したことがないほどナーバスになった。彼女が来てくれることは確信していたんだけどね(笑)。理由はよく分からないけど、まるで自分が自分じゃないような感覚だった」

――むしろナーバスになるのは、あなたと対峙するフォワードのほうかもしれないね。

「今シーズンのバルサは、選手個々がパフォーマンスを高めることで、チームとしての機能性が増し、守備の安定感が向上した。俺はその恩恵を受けているに過ぎない。クリーンシートが増えているのもチーム全員の功績だ」
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