なぜマンCはプレミアリーグを独走しているのか? 躍進の鍵は“個”の成長にあり

カテゴリ:メガクラブ

内藤秀明

2017年12月19日

プレミア制覇はほぼ間違いない?

今シーズンは18試合中17試合に出場しているオタメンディ。仮に彼を負傷で欠くようなことがあると…。 (C) Getty Images

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 現在2位のマンチェスター・Uが、後半戦も同じペースで勝点を積み重ねた場合、最終的に勝点82でシーズンを終える計算となる。その場合、勝点83で優勝できるマンチェスター・Cは、単純計算だが、残り20試合で10勝1分け9敗で、4シーズンぶりのプレミア制覇を成し遂げる。

 今後のタイトルレースの焦点となるのは、チャンピオンズ・リーグでどこまで勝ち上がれるかという点だ。選手起用法を含めて、国内の過密日程と並行する欧州での戦いがどこまで続くのかは鍵となるだろう。
 
 さらに国内で無双状態にあるチームは、守備に課題を抱えてもいる。
 
 ヴァンサン・コンパニとジョン・ストーンズが負傷離脱中のCB陣は層が薄く、オタメンディに頼らざるを得ない状況だ。カイル・ウォーカーやフェルナンジーニョをコンバートさせる選択肢もあるかもしれないが、それでは彼らのポジションに穴があく。
 
 いずれにしても冬の補強は必須で、噂の域を出ないがWBAのベテランCB、ジョニー・エバンスを緊急的に補填するという話もある。
 
 もはや濃厚となったリーグ優勝に加えて、複数タイトルの奪還を成し遂げる最高のシーズンにするために、チームは最大限の成果を上げている。その援護が求められるフロント陣も、冬の移籍マーケットでは、結果をきちんと残したいところだ。
 
文:内藤秀明 text by Hideaki Naito
 
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