ヴェンゲルを非難するファンへ物申す!「何も分かっちゃいない」。
現在、我が子をアーセナルの下部組織に預けているというほど、エブエのアーセナルへの愛は今なお強い。今回のアーセナルジャパンのイベント出演も、その想いから実現した。それだけに、昨今のアーセナルの不振には心を痛めている。
昨シーズン、プレミアリーグを5位で終え、ヴェンゲルの監督就任以降、19年連続で獲得してきたCLの出場権を逃した。
当然、そのことにサポーターは憤慨。一部はスタジアム周辺でヴェンゲルの解任を要求するデモを行なうなど、緊張状態は高まっている。
今シーズンの開幕前にクラブと新たに2年契約を更新したヴェンゲルは、「あらゆる面で今よりも強くなることに目を向けていく」と意気込んでいたが、今でもその采配に疑問を呈する声は少なくない。
そうした状況に対してエブエは、「もちろん、サポーターの気持ちも分かる。アーセナルはビッグクラブだから、プレミアリーグを狙わなくちゃいけない」と理解を示しつつも、結束の重要性を唱えた。
「信じることを諦めたら、タイトルは手にできない。ファミリーのように団結しないといけないんだよ。『チーム』というのは、選手とコーチだけで成り立っているものじゃない。ファンがいて、コーチたちがいて、裏方(スタッフ)がいて、それで選手がいて初めて、『チーム』なんだ」
熱弁を振るうエブエは、続いて恩師ヴェンゲルに対する批判へ不満を口にし始めた。
「最近、ヴェンゲルに『ビジョンがない』とか批判をする人がいるけど、それは大きな間違いで、何も分かっちゃいない。彼は監督である前に、とても優れた人だ。選手を怒鳴るようなことはまずないし、父親のような存在なんだ。常に選手をリスペクトしてくれて、何かあれば1対1で向き合ってくれる」
自らをトップリーグの世界へ招き入れてくれたヴェンゲルを「サッカー界の父」と崇めるエブエは、「今は、彼を辞めさせるべき時じゃない」と断言し、恩師へのリスペクトの言葉を残した。
「多くの人がサッカー界で生きていくうえで手本とし、彼のようになりたいと思うはずだよ。僕もそうさ」
真剣な表情で、ヴェンゲルとアーセナルへの熱き想いを話してくれたエブエ。最終章では、そのパーソナルな面に迫りたい。
取材・文:羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
昨シーズン、プレミアリーグを5位で終え、ヴェンゲルの監督就任以降、19年連続で獲得してきたCLの出場権を逃した。
当然、そのことにサポーターは憤慨。一部はスタジアム周辺でヴェンゲルの解任を要求するデモを行なうなど、緊張状態は高まっている。
今シーズンの開幕前にクラブと新たに2年契約を更新したヴェンゲルは、「あらゆる面で今よりも強くなることに目を向けていく」と意気込んでいたが、今でもその采配に疑問を呈する声は少なくない。
そうした状況に対してエブエは、「もちろん、サポーターの気持ちも分かる。アーセナルはビッグクラブだから、プレミアリーグを狙わなくちゃいけない」と理解を示しつつも、結束の重要性を唱えた。
「信じることを諦めたら、タイトルは手にできない。ファミリーのように団結しないといけないんだよ。『チーム』というのは、選手とコーチだけで成り立っているものじゃない。ファンがいて、コーチたちがいて、裏方(スタッフ)がいて、それで選手がいて初めて、『チーム』なんだ」
熱弁を振るうエブエは、続いて恩師ヴェンゲルに対する批判へ不満を口にし始めた。
「最近、ヴェンゲルに『ビジョンがない』とか批判をする人がいるけど、それは大きな間違いで、何も分かっちゃいない。彼は監督である前に、とても優れた人だ。選手を怒鳴るようなことはまずないし、父親のような存在なんだ。常に選手をリスペクトしてくれて、何かあれば1対1で向き合ってくれる」
自らをトップリーグの世界へ招き入れてくれたヴェンゲルを「サッカー界の父」と崇めるエブエは、「今は、彼を辞めさせるべき時じゃない」と断言し、恩師へのリスペクトの言葉を残した。
「多くの人がサッカー界で生きていくうえで手本とし、彼のようになりたいと思うはずだよ。僕もそうさ」
真剣な表情で、ヴェンゲルとアーセナルへの熱き想いを話してくれたエブエ。最終章では、そのパーソナルな面に迫りたい。
取材・文:羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)