【独占激白】「HIVは事実無根」あの元アーセナル戦士が騒動の真相を語る

カテゴリ:ワールド

羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

2017年11月16日

なぜ、彼は移籍を断念しなければいけなかったのか。

アーセナルで輝かしいキャリアを築いたエブエだが、今現在はフリーの身になっている。一体それはなぜなのか? 本人に直撃した。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 今から約1か月前、ある選手の移籍に関する話題が、サッカー界で物議を醸した。渦中の人となったのは、かつてアーセナルやガラタサライで活躍したエマヌエル・エブエだ。
 
 欧州の名門を渡り歩いた元コートジボワール代表DFは、今夏にキプロスのリマソルへの加入が決定していた。にもかかわらず、「メディカルチェックの際、血液からHIVウイルスが検出されて契約を断念した」と、トルコ紙『Fanatik』が大々的に報道したのである。
 
 これがきっかけとなり、エブエに関する噂は瞬く間に世界へ拡散され、この日本でもサッカーメディアを中心に取り上げられ、多くのファンが話題にしていたのが記憶に新しい。
 
 そんな騒動の真実はいかなるものなのか? 11月13日、アーセナルの公認ファンクラブ『アーセナルジャパン』の15周年記念パーティーのために来日をしていたエブエ本人に直撃した。その言葉には、やりきれない現況に対する自身の想いと、それでも前を向くという元来のポジティブシンキングが詰まっていた。
 
 まずは、その経緯から聞くことにした。なぜ、このような事態に陥ったのかだ。すると、エブエは少し神妙な面持ちで口を開いた。
 
「まず、リマソルからオファーを受けて、僕はイングランドとキプロスでメディカルチェックを受け、それをパスした。そして、契約書にもサインをした。なんでもやるつもりだった……」
 
 しかし、契約するはずだったリマソルから翌日に連絡を受け、「『君には問題がある』と言われた」という。エブエは泣く泣く、活動拠点としていたイングランドへのとんぼ返りを余儀なくされたのだ。
 
 戻ってから受け直したというメディカルチェックでは、「何の問題もなかった」と話すエブエは、トルコ紙の報道で話題となったHIVについても真実を語った。
 
「全くのデタラメさ。担当のドクターだって、『全くの事実無根。そんなことは一言も言っていない。彼はすべてをパスした』と、テレビの前で話してくれた。だから、そんな事実はないんだ」
 
 エブエが移籍騒動に巻き込まれたのは、実はこれが初めてではない。2016年3月、元代理人のセバスティアン・ボワソー氏との金銭トラブルが原因でFIFAから1年間の活動停止処分を科され、所属したサンダーランドとの契約を打ち切られていた。
 
 サンダーランドの時は契約してからわずか1か月で解雇、そして今年10月の騒動に関しては、契約からわずか1日で破棄された。笑顔が売りの韋駄天も、これら一連の出来事には「移籍に関するFIFAとの問題は、僕にとってとても辛いものだった」と心境を明かして、眉をひそめた。
 
「僕は、フットボールの後ろに政治的な何かが動いていると感じるよ」
【関連記事】
「監督大国」のイタリアが「指揮官の無策」でW杯出場を逃す皮肉…
「今シーズンが最後に…」「来年はライセンスを取って…」“監督シャビ”誕生の瞬間が近づく!
小野伸二の思考――J1残留目前の今「稀代の天才」は何を思うのか
【日本代表】欧州遠征で評価を上げた選手、期待を裏切った選手
アメリカが予選敗退国を集めた“裏W杯”開催を計画! その壮大な構想の内容は…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト Jリーグ特集
    6月10日発売
    詳細データ満載!
    J1&J2全40クラブ
    前半戦 通信簿
    全1366選手を完全査定
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 開幕前に総チェック!
    6月6日発売
    選手名鑑付き!
    EURO2024
    出場24か国
    戦術完全ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ