【J1採点&寸評】浦和×鹿島|金崎の勝負強さが光る。しかしMOMはいぶし銀の…

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年05月04日

鹿島——素晴らしかったL・シルバの冷静な試合運び。

【警告】浦和=青木(57分)、宇賀神(77分)、興梠(80分) 鹿島=小笠原(75分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レオ・シルバ(鹿島)

画像を見る

【チーム採点・寸評】
鹿島 7
 西を左SBに置く対策が奏功。むしろ関根を敵陣に追いやり、左サイドから押し込む展開に持ち込みチャンスを作った。
 
 この大一番で、金崎は抜群の勝負強さを発揮。さらに、L・シルバ&小笠原のボランチコンビを中心に最後まで試合をコントロールし続けた。相手に一度も勢いを乗らせず、守備網を崩されなかった。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6.5
ポジショニングがよく、最後まで隙を見せなかった。相手のシュートも、ことごとく枠の外に飛んでいった。
 
DF
22 西 大伍 6.5
関根&森脇のサイドアタック対策で、左SBで起用。後半、何度か打開されたものの耐え抜いた。R・シルバを二度も小突いたのは、カードが出てもおかしくなかった行為か……。
 
3 昌子 源 7
基本的には余るような形で、守備の数的優位な状況を作る。抜け出してきた興梠、R・シルバをきれいにスイープ。惜しいミドルも放った。
 
5 植田直通 7
R・シルバへの厳しいマークで簡単に前を向かせなかった。次第に下げさせて、勢いに乗らせなかった。
 
24 伊東幸敏 6.5
浦和のWBにサイドを打開させない——という与えられた役割を責任感を持って果たす。終盤の相手の猛攻を身体を張った守備で跳ね返し、チャンスにつなげた。

MF
4 レオ・シルバ 7.5 MAN OF THE MATCH
 5万7447人の大観衆が埋めた埼玉スタジアムで、誰よりも冷静だったと言っていいかもしれない。武藤にマークにつきつつ、状況に応じてR・シルバや興梠にも対応。さらに左サイドの西&土居をフォローして、攻撃に厚みを持たせた。

 コンディションは決して万全ではないようだが、『気づいたらそこに必ずいる』という浦和にとって、実に厄介な存在だった。「中盤」ではなく「試合全体」を静かにコントロールし、鹿島を勝利に導くミッションを完遂させた。

40 小笠原満男 6(87分OUT)
危険なスペースをいち早く埋めていた。オープンな展開になったあと、相手に振り切られる場面もあったが、絶対に致命傷にはならない。
 
8 土居聖真 6
相手の攻撃参加を“見る”役割に時間を費やす。「忍」と言える、耐えながらチャンスを作る役割をこなし、全体のバランスを保った。

25 遠藤 康 6(70分OUT)
あまり目立てなかったものの、浦和のサイドアタックをしっかり受けつつ、逆襲につなげた。
 
【関連記事】
【浦和×鹿島│乱闘寸前】森脇の小笠原への「口、臭いぞ!」発言が騒動の発端?
【徳島】ボールボーイへの乱暴行為とサポーター“酒”かけ事件で揺れるなか練習再開。主将の岩尾が一夜経っての気持ちを語る
「浦和vs.日本代表」で鈴木啓太の引退試合を7月17日に開催
“天才”が“天才”を語る。久保建英と小野伸二は互いのプレーをどう評価したのか
中村俊輔、遠藤保仁、小野伸二…を超える「最も衝撃を受けた」と鈴木啓太が引退記者会見で明かした“意外”な選手とは?
決勝弾の金崎が殊勝なひと言。「全員で点を決められた」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ