【バイエルン｜採点＆寸評】
チーム 5.5
最低でも２点が必要であり、試合開始から積極的に仕掛けたが、前半は決定的な場面を作れず、逆にカウンターから幾度もピンチを迎えた。後半はチャンスを生み出して先制、追いつかれるもすぐに勝ち越しと、良い流れだったが、84分のビダル退場が重くのしかかり、延長戦で３失点を喫して力尽きた。
 
監督 カルロ・アンチェロッティ 5.5
後半に右サイドが活性化したのは、指揮官の指示によるものか。ミュラーの投入は奏功したが、D・コスタは今ひとつ。しかし、それ以上にビダルの退場が大きかった。２試合連続で数的不利を強いられ、成す術がなかった。
 
[GK]
１ マヌエル・ノイアー ６
27分に右からのクロスをキャッチしそこない、ラモスの決定的なシュートを許して冷や汗をかいたが、それ以外では難しいシュート、クロスによく対応した。４失点はいずれもノーチャンスだったが、名手にとっては屈辱的な結果に……。
 
[DF]
21 フィリップ・ラーム ５
積極的に上りを見せて良い折り返しを見せたが、守備では背後のスペースを利用されることが多々あった。C・ロナウドの１点目の際は、遅れながら必死に身体を寄せたが間に合わず。現役最後のCLが終わった。
 
17 ジェローム・ボアテング ６
エリアに侵入してきた相手に慌てず対応し、身体を張って止める場面も。27分にはラモスの決定的なシュートをゴールライン上でブロック。局面での位置取りも悪くなかった。ロングフィードはほとんど見られなかった。
 
５ マッツ・フンメルス ６
強行出場ながら強さを見せるとともに、危ない場面でもしっかりカバー。後半に同点とされた直後、ロングフィードを前線のミュラーに合わせ、勝ち越し点に結び付けた。延長は体力的にも限界で、112分にはアセンシオに振り切られてゴールを奪われた。
 
27 ダビド・アラバ 5.5
高い位置で攻撃に厚みを加え、時折、リベリとの連係から左サイドを攻略するも、クロスの精度を欠いた。守備時にやや軽率なプレーが散見され、マークをおろそかにしてしまうことも。C・ロナウドの２点目のゴールでは、しっかりラインを上げたが、オフサイドを取ってもらえなかった。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。