香川が突くべきモナコの「弱点」とは? トップ下で先発濃厚

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年04月19日

モナコは主将のファビーニョが出場停止。

第1レグは1ゴール・1アシストと躍動した香川。敵地に乗り込む第2レグではどんなプレーを見せるか。(C)Getty Images

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 モナコをホームに迎えたチャンピオンズ・リーグ準々決勝第1レグ(4月12日)を2-3で落としたドルトムント。逆転での勝ち上がりを果たすためには、敵地に乗り込む第2レグ(4月19日)で、最低でも2ゴールを奪う必要であり、序盤から攻勢に打って出るだろう。
 
 第1レグで1得点・1アシストと躍動した香川真司は、第2レグでもスタメンに名を連ねる可能性が高い。直近のフランクフルト戦(ブンデスリーガ29節)はやや低調だったとはいえ、フル出場するなどコンディションは良好。専門誌『キッカー』はモナコ戦で4-2-3-1のトップ下で先発すると予想している。
 
 個の力に依存しがちなドルトムントの攻撃において、ワンツーなどのパスワークや質の高いオフ・ザ・ボールの動きで違いを生み出せる香川は貴重な存在。マルコ・ロイスが怪我明けで、ウスマンヌ・デンベレも疲労の影響でここ数試合はパフォーマンスを落としているとあって、この日本人MFにかかる期待は大きい。
 
 一方のモナコは、主将で不動のボランチであるファビーニョが出場停止と、中盤センターの守りに小さくない不安を抱えている。抜群のボール奪取力を誇るこのブラジル代表を欠いた試合ではディフェンスの強度が極端に低下し、実際にパリSGとのフランス・リーグカップ決勝(4月1日)では1-4の大敗を喫している。
 
 香川がそのモナコのウィークポイントを突ければ、大量点での勝利も決して不可能ではない。ドルトムントが奇跡の逆転劇を演じられるかどうかは、この背番号23の働きにかかっている。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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