【クラブW杯】闘魂DF昌子、疑惑の判定に文句なし。むしろ「審判の質は高かった」

カテゴリ:国際大会

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年12月19日

純粋に力不足を実感。この日、鹿島にとって、昌子にとって、「世界一」は夢から目標に変わった

レアル・マドリーの猛攻を、鹿島アントラーズは全員で跳ね返し続けた。しかし、最後は力の差を実感したという。(C)SOCCER DIGEST

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 1試合こなすごとに急速に成長していった昌子は、判定への不満を一切口にしなかった。ただ、純粋に「2点目を取られたあと、明らかに目つきが変わった。本気になったなと感じました」というレアル・マドリーの猛攻を封じ切れなったことに、力不足だと実感していた。
 
「無我夢中で、何ができて、何ができなかったか、改めて振り返らないと分からない状態です。最後は個とチームの差が出ました。ただ『良い試合をした』では意味がない。鹿島はそういうチーム。2位も最下位も一緒。負けたからにはしっかりリベンジしたい。惜しかった頑張った鹿島ではなくて、レアルに勝った鹿島として、今度は世界に名前を広めたい」
 
 クラブW杯だけではなく、Jリーグのチャンピオンシップを含めれば7試合になる。鹿島の壁として出色のパフォーマンスを見せて立ちふさがった昌子は、多くのアタッカー陣に嫌がられ(もちろんピッチ上でのこと)、そして観る者の心を揺さぶるCBとして、記憶にインプットされた。

 24歳、前途有望だ。この日、鹿島にとって、昌子にとって、「世界一」は夢から目標に変わった。
 
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
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