【ナポリ｜チーム＆監督 採点＆寸評】
チーム　5.5
前半はやや受け身の戦いを見せ、チームを押し上げて中盤の攻防で互角に渡り合うも最後の30メートルでは何もできず。不運なミスで先制されたのをきっかけに、呪縛が解けたように攻勢に出てすぐに同点に追いついたものの、イグアインに勝ち越しゴールを喫したのはショックだったのか、その後は反発できないまま敗戦を受け入れた。内容は互角だったが、メンタル的な持続性で差をつけられた感あり。
 
監督 マウリツィオ・サッリ　5.5
ディアワラのアンカー起用は守備の安定と攻撃での縦への志向性の両面でぴったりはまったが、インシーニェの交代は焦りすぎの悪手だった。その後の選手交代でも流れを変えられず。
 
【ナポリ｜選手採点＆寸評】
［GK］
25 ホセ・マヌエル・レイナ　６
高く押し上げた最終ラインの背後を高い集中力でカバーし、裏へのロングパスは鋭い飛び出しですべてクリア。ただ、アーリークロスの処理にやや不安定さが見られた。２失点はいずれも責任なし。
 
［DF］
２ エルセイド・ヒサイ　5.5
A・サンドロとの攻防で押し込まれ、攻撃参加の機会が少なく裏に抜け出す機会を作れず。守備はアランと連携してつつまずまず無難にこなす。
 
21 ヴラド・キリケシュ　６
注意深いポジショニングでラインをコントロール。24分に裏に抜け出したイグアインに追いついてのクリアは見事だった。マンジュキッチとのマッチアップでも当たり負けせず。
 
26 カリドゥ・クリバリ　６
マッチアップしたイグアインをフィジカルにモノを言わせてコントロールし、流れの中からはシュートを打たせず。攻撃でも質の高い縦パスでビルドアップの起点として機能。
 
31 ファウジ・グラン　５
リヒトシュタイナーと互角に渡り合うも攻撃に割く余力が足りず、ハムシク、インシーニェとの連動性を出せず。エリア内の密集でのクリアミスで２失点のどちらにも絡んだが、２点目はやや不運だった。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。