【セルジオ越後】臆病なサッカーにがっかりした。見ていて正直恥ずかしかったよ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年10月12日

次のホームでのサウジアラビア戦は重要なゲームに。

オーストラリア戦は原口のゴールで先制したが、ドローに終わった、次戦のサウジアラビア戦には不安が残る。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 この試合を見ていて、「日本はここまで落ちたか」と思った人も多いんじゃないかな。ここからの最終予選には大いに不安が残る。
 
 結局はブラジル・ワールドカップから前に進めていない、いや悪くなっているということ。4年前の最終予選では相手を圧倒して勝つ試合があったのに、今は1勝するためにあっぷあっぷの状態だからね。
 
 次はホームでのサウジアラビア戦(11月15日)。厳しい戦いが予想できるが、この一戦で勝点3を取っておかないと、来年が難しくなる。2017年はUAE、イラク、サウジアラビアと中東でのアウェー戦が残っているからね。
 
 もしサウジアラビアに敗れて、オーストラリアとも勝点差が付いてしまうと、3位へ入るのが現実的な目標になるかもしれない。そのなかで監督交代という最悪の事態になれば、それこそ混乱状態に陥るよ。
 
 だからこそ次のサウジアラビア戦は非常に重要になる。
 
 また、サウジアラビア戦の前に11月11日にオマーンとの親善試合があるが、多くの交代枠が用意されているはずの試合では、日本は結果を残せるんだ。それはコンディションの悪い海外組をすぐに交代させられるから。
 
 そこで快勝して「日本は強い!」ってことになっちゃうのが、問題なんだ。それでも、オマーン戦で勢いを得て、サウジアラビア戦に臨んでもらうしかない。
 
 長年日本のサッカーを見てきて、こんなに臆病な戦い方を見せられたのは久しぶりだけど、これ以上悪くなることはないと割り切って前に進むしかない。
 
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