【現地記者の英国通信】野心的なペップ・シティと熱狂的なインテリスタたちの声

カテゴリ:ワールド

スティーブ・マッケンジー

2016年10月07日

ダービー勝利に喜びを爆発させたインテリスタ。

ユベントスからの勝利で快哉を叫んだインテルの面々。この気持ちが保てれば、安定した戦いに繋がっていくのだろう。 (C) Getty Images

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 インテルは9月18日にホームでユベントスと対戦した。この“イタリア・ダービー”はその名の通り、イタリアでも最大級のライバルマッチのひとつだ。
 
 インテルはマンチェスター・C、バルセロナとは異なった状況にあり、彼らに比べれば、負け犬のレッテルを貼られていた印象が強い。
 
 イタリア・ダービーにおいても、サン・シーロの空気は張りつめて、重苦しく、私はホームのファンが絶対王者ユベントスからの勝利を信じていないと感じた。
 
 それからユベントスファンの多さにも驚かされた。あそこまでのアウェーチームのファンの数は、イングランドでは見られない光景だった。
 
 試合は、ユベントスが66分にシュテファン・リヒトシュタイナーのゴールで先制するも、インテルが68分にマウロ・イカルディの一撃で同点とし、78分にイバン・ペリシッチが逆転弾を決めて、2-1で勝利した。
 
 勝利を告げる笛が鳴った瞬間のインテリスタ(インテルのファン)たちの爆発的な叫び声は、耳をつんざくほどにけたたましく、試合前の重苦しさが嘘のように解放感に満ち溢れていた。
 
 その解放感と声援はマンチェスター・Cやバルセロナよりも大きく、インテルにはまだ希望があることをファンが感じさせてくれるものであった。
 
文:スティーブ・マッケンジー
 

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドンに生まれる。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。

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