“空振り”のブッフォン「この試合が今後の我々を勇気付ける」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年10月07日

「色々なプレー選択肢が頭のなかを駆け巡り、慌ててしまい…」

名守護神の凡ミスは人々を驚かせたが、同点のPKを決めたダニエレ・デ・ロッシは「世界一のGKでもミスはするものさ」と擁護した。 (C) Getty Images

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 ロシア・ワールドカップ欧州予選の大一番、グループGのイタリア対スペイン戦は1-1の引き分けに終わった。
 
 この試合で痛恨のキックミス(空振り)を犯し、ビトーロの先制ゴールを許してしまったイタリアの名GKジャンルイジ・ブッフォンは試合後、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙に対し、自身のプレー、そしてこの一戦を以下のように振り返っている。
 
「ミスの瞬間は、色々なプレーの選択肢が頭のなかで駆け巡り、慌ててキックしようとして失敗してしまった」
 
「チームメイトには感謝している。前半は相手を怖れて消極的なプレーに終始していたが、彼らは私のミスにも動揺や混乱を引きずることなく、後半は盛り返して勝つチャンスすら作った」
 
「とんでもないミスだったが、勝点を手にしたことで、こうして笑って話せる。こんなことは滅多に起こるものじゃない。私にとっては大きな経験だった。高い代償を払うこともなく、最悪な結果にならずに済んだことも含めて……」
 
「予選が進んでいくなかで、我々はこの試合を思い出すことだろう。難しい状況でありながら、後半に復活したことは、今後、我々を勇気付けてくれるはずだ」
 
 また、この試合ではFWのグラツィアーノ・ペッレが、60分にチーロ・インモービレとの交代を命じられた際、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督との握手を拒否して不満を露にしたが、これについても、38歳のキャプテン、ブッフォンは言及している。
 
「ペッレは偉大なヤツだよ。彼は自分の振る舞いが間違っていたことを認識し、後で謝罪していた。やったことは決して良いことではないが、こういった緊迫した試合のなかでは、しばしば起こるものだ」

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