監督はハリルホジッチでいいのか? 続投or解任を問う

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年09月30日

「強い指導力を発揮できていないのが気掛かり」

後任に推したいのは鳥栖のフィッカデンティ。日本を知っている点はアドバンテージだろう。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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●熊崎 敬(スポーツライター)
Q1:指揮官の採点は? A1:50点
Q2:続投派か、解任派か? A2:「解任派」
 
 ハリルホジッチ監督が迷走気味だ。重圧の掛かる最終予選の初戦で抜擢した大島がミスを犯したように、采配でチームを助けるどころか、逆に追い込んでしまった。また、就任時に掲げた「縦に速いサッカー」も確立できていない。Jリーグでの監督経験がないこともあり、日本とアジアの把握に苦労している印象を受ける。
 
 最も気になるのは、強い指導力を発揮できていないこと。それは「縦に速い」の障壁でもある香川と本田を一切代えない、保守的な采配に表われている。これでは「自分たちのサッカー」に溺れ、惨敗したブラジル・ワールドカップの二の舞になるかもしれない。
 
 もちろんこれは、監督だけの問題ではない。育成が機能していないことも、中心選手をアンタッチャブルにしてしまった原因だ。
 
 最終予選は混戦になりそうだが、 もうホームでの敗戦は許されない。 仮に次のイラク戦で勝点を落とせば、解任もやむなし。手を打つなら早いに越したことはない。
 
 では、次期監督は誰が適任なのか。ここで浮上するのが、FC東京に続いて鳥栖を躍進させたフィッカデンティ監督。日本を知り、課題であるポジショニングの指導に長けていることはアドバンテージになるのではないだろうか。
 
 最終予選で監督の資質が議論されるのは、ドイツ・ワールドカップのジーコ以来。だが、最終予選を首位通過しながら本番で惨敗した2014年を思えば、躓くことは決して悪いことばかりでないと思う。
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