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“鹿島の象徴”と評される青木剛という男。内田篤人も「一緒のチームでやれて嬉しかった」

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2016年06月26日

新天地での挑戦は「不安」でもあり「楽しみ」でもある。

鹿島を応援してくれる人たちの笑顔を思い描いてプレーし続けた青木。ファン、サポーターの声援は「しっかりと僕の心に響いていました」。写真:徳原隆元

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15年以上、鹿島ひと筋でプレーした青木は、多くの人から愛される存在だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「サッカーをやっているなかで、目標は優勝することで、目的はなんなのかと考えた時に、やっぱり、見てくれている人に喜んでもらうことだったり、感動してもらうことだったり、元気になってもらったりとか。残せたかどうかは分からないですけど、自分自身はそういう気持ちでサッカーをここまでやってきました」
 
 鹿島というクラブが「本当に大好き」で、自分が愛すべきクラブを熱心に応援してくれる人々の笑顔を想像し、ここまで戦ってきた。例えば、試合に勝った時、ピッチにいても「ファンやサポーターの方が喜んでくれている姿は、試合が終わった時は本当に目に入る」という。鹿島の選手として喜びを感じる瞬間だ。
 
 サポーターへのメッセージを問われると、次のように語った。
 
「本当に感謝していますというのを一番に伝えたい。ファン、サポーターの方たちの声援は、しっかりと僕の心に響いていました」
 
 新天地での挑戦に向けては、「正直、不安もある」。もっとも、自分が成長していくためには、これからの経験は必要なものだと考えている。だから、「楽しみでもある」。
 
 引っ越しの準備には、まったく手をつけていない。
 
「大事な時期でしたし、最後までアントラーズの一員としてやろうと思っていたので。これから荷造りします」
 
 報道陣から「長い間、お世話になりました」と礼を言われると、「こちらこそ、お世話になりました」と律儀に頭を下げる。
 
 最後まで青木は、青木のままだった。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 

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