「もっとあいつとプレーしたかった」(小笠原)。
2-0で勝利したとはいえ、小笠原は試合内容に満足していなかった。「もっと良い試合をしていれば……」。そんな想いが胸にこみ上げてきた。
「長く(試合に)出してあげたかった。もっとあいつとプレーしたかった。長いこと、あいつとはやってきたので。本当に尊敬できる人間であり、選手。あいつが見せてきたものを、みんなで引き継いでいかなければいけない」
先述したとおり、青木は今季、鹿島で難しい状況に置かれていた。それでも、決して投げやりになるようなことはなかった。常に高いモチベーションで練習に励んでいた。
「みんな、そういう姿を見ている。自分もそうだけど、若い選手たちは見習わなければいけない。本当に、アントラーズを象徴する選手だと思う」(小笠原)
小笠原に同調するように、青木のことを「鹿島を支えていたと思うし、謙虚で素晴らしい人」と称えるのは、元チームメイトの内田篤人だ。
古巣の大一番に駆けつけた内田はこの日、背番号5のユニホームを身にまとっていた。
「そりゃ、着るでしょ。青木さんの最後なんだから。ショップで買おうとしたけど、売り切れでなくて、ショップの方から昔のユニホームをいただきました」
福岡戦の前日練習には飛び入り参加して、最初のふたり組でのアップは青木と組んだ。今季はほとんど試合に絡めていない青木の身を案じて、「監督と話をするんですか」と投げかけてみた。
「そうしたら、『いや、自分に力が足りないのは分かっているから、自分が乗り越えるだけだ』って。青木さんらしいな、と。ああいう人と一緒のチームでやれて、すごく嬉しく思った」
内田が明かしたエピソードからも、青木が真摯にサッカーに取り組んできたことが分かる。そんな青木自身、自らは鹿島になにを残してきたと考えているのか。このクラブになにを伝えようとしてここまでやってきたのか。
「長く(試合に)出してあげたかった。もっとあいつとプレーしたかった。長いこと、あいつとはやってきたので。本当に尊敬できる人間であり、選手。あいつが見せてきたものを、みんなで引き継いでいかなければいけない」
先述したとおり、青木は今季、鹿島で難しい状況に置かれていた。それでも、決して投げやりになるようなことはなかった。常に高いモチベーションで練習に励んでいた。
「みんな、そういう姿を見ている。自分もそうだけど、若い選手たちは見習わなければいけない。本当に、アントラーズを象徴する選手だと思う」(小笠原)
小笠原に同調するように、青木のことを「鹿島を支えていたと思うし、謙虚で素晴らしい人」と称えるのは、元チームメイトの内田篤人だ。
古巣の大一番に駆けつけた内田はこの日、背番号5のユニホームを身にまとっていた。
「そりゃ、着るでしょ。青木さんの最後なんだから。ショップで買おうとしたけど、売り切れでなくて、ショップの方から昔のユニホームをいただきました」
福岡戦の前日練習には飛び入り参加して、最初のふたり組でのアップは青木と組んだ。今季はほとんど試合に絡めていない青木の身を案じて、「監督と話をするんですか」と投げかけてみた。
「そうしたら、『いや、自分に力が足りないのは分かっているから、自分が乗り越えるだけだ』って。青木さんらしいな、と。ああいう人と一緒のチームでやれて、すごく嬉しく思った」
内田が明かしたエピソードからも、青木が真摯にサッカーに取り組んできたことが分かる。そんな青木自身、自らは鹿島になにを残してきたと考えているのか。このクラブになにを伝えようとしてここまでやってきたのか。