統制の取れた守備ブロックで粘り、勝負を諦めずに勝点ゲット。
【ロシア|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7
優勝候補イングランドとの大会初戦は、引き分けで上等との判断があったのだろう。攻撃は両CBからのロングボールを多用するローリスクの戦術が基調。4DF+4MFの守備ブロックは統制がよく取れており、前方でプレッシャーをかけるシャトフのハードワークも効いていた。最後まで勝負を諦めずに、土壇場で勝点1をもぎ取る。
監督 レオニド・スルツキ 6.5
ピッチ上の全選手がゲームプランをよく共有できており、中盤から前の選手も守備のタスクをよく果たす。周到な準備が窺えた試合内容だ。
【ロシア|選手採点&寸評】
GK
1 イゴール・アキンフェエフ 6.5
唯一悔やまれたのは、敵のFKに対する立ち位置に疑問が残った失点シーンのみ。6分にララーナの至近距離弾を平然と防ぐと、42分には左からの危険なクロスを弾き出す。70分の大きなピンチでも、強烈なルーニーのシュートを右腕1本で阻止してみせた。
DF
3 イゴール・スモルニコフ 6.5
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルを犯した53分までは、素晴らしい出来。好インターセプトや前を向かせない守備対応が、集中力の高さを物語っていた。絶体絶命のピンチを必死に戻ってぎりぎり防いだ、24分の守りは特に賞賛に値する。
4 セルゲイ・イグナシェビッチ 7
ロシア歴代最多キャップ保持者らしい老獪な守備で唸らせる。ポジショニングが抜群で、敵襲に対する強い防波堤に。組織が崩れた後も諦めずにシュートコースを限定し、最後は身を挺するなど、粘り強い守備を続けた。17分にはFKに頭で合わせ、31分には好インターセプトからそのまま攻め上がるなど、攻撃面でも存在感を示した。
☆MAN OF THE MATCH
14 ヴァシリ・ベレズツキ 7.5
敗色濃厚のロスタイムに、打点の高いヘッドで左からのクロスに合わせて、同点ゴールを生み出す大殊勲。落ち着き払った振る舞いでイグナシェビッチとともに最終ラインを統率し、32分にはペナルティーエリア内で決定機を未然に防いでみせる。57分には好ディフェンスからの攻撃参加も。
21 ゲオルギ・シェンニコフ 5
立ち上がりからしばらくは対面するララーナを捕まえ切れず、ピンチに結びつく中央への走り込みを繰り返し許してしまう。ポジショニングが悪く、プレー全般に余裕がなかった。後半はやや持ち直すも、73分には痛恨のファウルで、失点に繋がるFKを献上してしまう。
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
チーム 7
優勝候補イングランドとの大会初戦は、引き分けで上等との判断があったのだろう。攻撃は両CBからのロングボールを多用するローリスクの戦術が基調。4DF+4MFの守備ブロックは統制がよく取れており、前方でプレッシャーをかけるシャトフのハードワークも効いていた。最後まで勝負を諦めずに、土壇場で勝点1をもぎ取る。
監督 レオニド・スルツキ 6.5
ピッチ上の全選手がゲームプランをよく共有できており、中盤から前の選手も守備のタスクをよく果たす。周到な準備が窺えた試合内容だ。
【ロシア|選手採点&寸評】
GK
1 イゴール・アキンフェエフ 6.5
唯一悔やまれたのは、敵のFKに対する立ち位置に疑問が残った失点シーンのみ。6分にララーナの至近距離弾を平然と防ぐと、42分には左からの危険なクロスを弾き出す。70分の大きなピンチでも、強烈なルーニーのシュートを右腕1本で阻止してみせた。
DF
3 イゴール・スモルニコフ 6.5
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルを犯した53分までは、素晴らしい出来。好インターセプトや前を向かせない守備対応が、集中力の高さを物語っていた。絶体絶命のピンチを必死に戻ってぎりぎり防いだ、24分の守りは特に賞賛に値する。
4 セルゲイ・イグナシェビッチ 7
ロシア歴代最多キャップ保持者らしい老獪な守備で唸らせる。ポジショニングが抜群で、敵襲に対する強い防波堤に。組織が崩れた後も諦めずにシュートコースを限定し、最後は身を挺するなど、粘り強い守備を続けた。17分にはFKに頭で合わせ、31分には好インターセプトからそのまま攻め上がるなど、攻撃面でも存在感を示した。
☆MAN OF THE MATCH
14 ヴァシリ・ベレズツキ 7.5
敗色濃厚のロスタイムに、打点の高いヘッドで左からのクロスに合わせて、同点ゴールを生み出す大殊勲。落ち着き払った振る舞いでイグナシェビッチとともに最終ラインを統率し、32分にはペナルティーエリア内で決定機を未然に防いでみせる。57分には好ディフェンスからの攻撃参加も。
21 ゲオルギ・シェンニコフ 5
立ち上がりからしばらくは対面するララーナを捕まえ切れず、ピンチに結びつく中央への走り込みを繰り返し許してしまう。ポジショニングが悪く、プレー全般に余裕がなかった。後半はやや持ち直すも、73分には痛恨のファウルで、失点に繋がるFKを献上してしまう。
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。