花と香水、鷲の巣村、リゾート地…間違いなく一生の思い出に!
ニースの周辺にも、見どころはたくさんあります。「海も山も30分!」(アンベルセ記者)の言葉通り、ニースの背後にも南フランスの魅力がふんだんに散りばめられているのです。
フランス通は、むしろこちらの方が大好き。フランスでは「ヴィラージュ・ぺルシェ(“高いところにちょこんと乗った村”の意味)」と呼ばれ、日本では“鷲の巣村”の名で知られている村々です。
例えば、すぐ隣のエズ。これは絶景です。内陸では、サン・ポール・ド・ヴァンス。こちらは、12世紀頃に建てられた教会と中世の家々が美しく並ぶ村です。
ヴァンスも同様で、画家マチスが造ったシャペル(礼拝堂)が有名。カーニュ・シュル・メールは、画家ルノワールがその生涯を終えた村です。“鷲の巣村”については、今後も触れる機会があるでしょう。
さらに、是非ともオススメしたいのが、花と香水の街、グラースです。
グラースは、「ネ(鼻)」と呼ばれる調香師たちを輩出する“香水の都”です。また、香水の原料となる花々が栽培されている地でもあります。薔薇、ジャスミン、ラベンダー……。
早朝に栽培農家を訪ね、朝露に輝くジャスミン摘みを経験したことがありますが、何とも心が癒されたのを覚えています。花摘み作業をグラースの人々は、「花へゆく」と表現するのです。何とも美しい言葉です。
「アリエール・ペイ」(後背地)と呼ばれる、こうした村や町を訪ねれば、本物の南仏の優美で香しい魅力に触れられ、一生の思い出になること請け合いです。
とはいえ、ゴージャスな雰囲気がお好きな方は、海岸線にこだわってみましょう。国際映画祭で有名なカンヌや、スターたちが集まるサントロペなど、高級リゾート地が星のように連なっています。
また、ニースからモナコを経てマントンに至る側も、「コルニッシュ(海岸沿いの崖道)」が走っています。海を見下ろしながら走れる優美なドライブ道です。
モナコのグレース妃が事故で亡くなったことでも有名な道ですが、普通に運転すれば危険はありません。映画の舞台そのものなので、レンタカーに挑戦できる方はお試しあれ!
そのモナコは、言わずと知れた、大富豪と大スターが集まる煌びやかな公国。有名な豪華カジノで遊んでみたい方や、セレブ好きの方、クルージングしたい方などは、足を運んでみるといいでしょう。ニースからモナコまでは、電車でもほんの20分余りです。
私個人は、小さな村やこじんまりしたレモンの町、マントンの方が好きですが、そこは人それぞれ。コートダジュールはどこへ行っても美しいので、フットボール以外にも大いに楽しんでみてください!
文:結城 麻里
フランス通は、むしろこちらの方が大好き。フランスでは「ヴィラージュ・ぺルシェ(“高いところにちょこんと乗った村”の意味)」と呼ばれ、日本では“鷲の巣村”の名で知られている村々です。
例えば、すぐ隣のエズ。これは絶景です。内陸では、サン・ポール・ド・ヴァンス。こちらは、12世紀頃に建てられた教会と中世の家々が美しく並ぶ村です。
ヴァンスも同様で、画家マチスが造ったシャペル(礼拝堂)が有名。カーニュ・シュル・メールは、画家ルノワールがその生涯を終えた村です。“鷲の巣村”については、今後も触れる機会があるでしょう。
さらに、是非ともオススメしたいのが、花と香水の街、グラースです。
グラースは、「ネ(鼻)」と呼ばれる調香師たちを輩出する“香水の都”です。また、香水の原料となる花々が栽培されている地でもあります。薔薇、ジャスミン、ラベンダー……。
早朝に栽培農家を訪ね、朝露に輝くジャスミン摘みを経験したことがありますが、何とも心が癒されたのを覚えています。花摘み作業をグラースの人々は、「花へゆく」と表現するのです。何とも美しい言葉です。
「アリエール・ペイ」(後背地)と呼ばれる、こうした村や町を訪ねれば、本物の南仏の優美で香しい魅力に触れられ、一生の思い出になること請け合いです。
とはいえ、ゴージャスな雰囲気がお好きな方は、海岸線にこだわってみましょう。国際映画祭で有名なカンヌや、スターたちが集まるサントロペなど、高級リゾート地が星のように連なっています。
また、ニースからモナコを経てマントンに至る側も、「コルニッシュ(海岸沿いの崖道)」が走っています。海を見下ろしながら走れる優美なドライブ道です。
モナコのグレース妃が事故で亡くなったことでも有名な道ですが、普通に運転すれば危険はありません。映画の舞台そのものなので、レンタカーに挑戦できる方はお試しあれ!
そのモナコは、言わずと知れた、大富豪と大スターが集まる煌びやかな公国。有名な豪華カジノで遊んでみたい方や、セレブ好きの方、クルージングしたい方などは、足を運んでみるといいでしょう。ニースからモナコまでは、電車でもほんの20分余りです。
私個人は、小さな村やこじんまりしたレモンの町、マントンの方が好きですが、そこは人それぞれ。コートダジュールはどこへ行っても美しいので、フットボール以外にも大いに楽しんでみてください!
文:結城 麻里

「香水のメッカ」と呼ばれるグラース。フランスの香水の7割近くがこの地で生産されているという。 (C) Getty Images

豪華なモナコでは、非日常を味わえるだろう。写真はグランカジノ。 (C) REUTERS/AFLO
【アリアンツ・リビエラでの開催試合】
6月12日:ポーランド vs 北アイルランド
6月17日:スペイン vs トルコ
6月22日:スウェーデン vs ベルギー
6月26日:グループB2位 vs グループF2位
【主なアクセス】
◇パリからニース
・TGVで「パリ・リヨン」駅発→「ニース・ヴィル」駅下車(約5時間30分)
・飛行機でパリ「オルリー空港」→「コートダジュール」空港(約1時間20分)
◇アリアンツ・リビエラ
・市中心部のオピタル・サンロッシュから特別バス95番線(約50分)
・「ニース・ヴィル」駅発→「サントーギュスタン」駅下車→徒歩(5分)→無料シャトルバス
◇モナコ公国
・「ニース・ヴィル」駅発→「モナコ・モンテカルロ」駅下車
・ヘリコプターで「ニース空港」発
・バスで「ニース空港」発→モナコ中心部
◇エズ、カンヌ、アンティーブ、カーニュ・シュル・メール
「ニース・ヴィル」駅発→それぞれ「エズ・シュル・メール」駅、「カンヌ」駅、「アンティーブ」駅、「カーニュ・シュル・メール」駅下車
◇サンポール・ド・ヴァンス、ヴァンス
・バスでニース中心部発
◇グラースへのアクセス
「ニース・ヴィル」駅発→「グラース」駅下車」
【EURO2016完全ガイド|グループA~C編】フランス、イングランド、ドイツの首位通過は鉄板だ
【EURO2016完全ガイド|グループD~F編】スペイン、ベルギーも油断はできない
【EURO2016】出場24チームの基本フォーメーションまとめ
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◇パリからニース
・TGVで「パリ・リヨン」駅発→「ニース・ヴィル」駅下車(約5時間30分)
・飛行機でパリ「オルリー空港」→「コートダジュール」空港(約1時間20分)
◇アリアンツ・リビエラ
・市中心部のオピタル・サンロッシュから特別バス95番線(約50分)
・「ニース・ヴィル」駅発→「サントーギュスタン」駅下車→徒歩(5分)→無料シャトルバス
◇モナコ公国
・「ニース・ヴィル」駅発→「モナコ・モンテカルロ」駅下車
・ヘリコプターで「ニース空港」発
・バスで「ニース空港」発→モナコ中心部
◇エズ、カンヌ、アンティーブ、カーニュ・シュル・メール
「ニース・ヴィル」駅発→それぞれ「エズ・シュル・メール」駅、「カンヌ」駅、「アンティーブ」駅、「カーニュ・シュル・メール」駅下車
◇サンポール・ド・ヴァンス、ヴァンス
・バスでニース中心部発
◇グラースへのアクセス
「ニース・ヴィル」駅発→「グラース」駅下車」
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