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【浦和】首位攻防の舞台裏、阿部勇樹が明かす『中村憲剛-大久保嘉人』ホットラインをどのように寸断させたのか?

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年04月25日

川崎の小林悠のコメントからも分かる、大一番の勝敗を決したポイントは――。

川崎の小林が敗因に挙げたのが「距離間」。まさに阿部が語っていたことと重なった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 小林は続ける。

​「でも、できれば、もっと前の位置でボールを受けたかったが……」

 攻撃を持ち味とする両チームの首位攻防戦。スコアは1-0だが、浦和のパフォーマンスが抜群に良かったというよりも、上手く相手にペースを握らせなかった、という展開になった印象だ。その舞台裏の駆け引きでは、阿部の語っていた「距離」がまさに明暗を分けたことが分かる。
 
 阿部は今年9月に35歳になる。それでも変わらず、誰よりも走ることを厭わない(昨季はチーム最多の走行距離363.08㌔を記録している)。7節の仙台戦で歴代3人目の100試合連続フル出場を達成し、今回“101試合目”とまた新たな記録に向かい歩み出した。
 
 傍から見れば唸らされる難しい生業を淡々とこなす。それをこなすのが当然だという職人のように。ただ、この職人の凄さは、貪欲に「記録」には表われてこないサポートを決して怠らないことだ――すべては浦和を勝たせるために。
 
 再び首位に立ったが、浦和が見据えるのはあくまでも年間1位と優勝。ペトロヴィッチ監督の下、阿部はチームとともに突き進み、まだまだ進化を遂げようとしている。
 
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
 

試合前、「FORZA KUMAMOTO」の横断幕を掲げる両チームの選手たち。九州の地図の横に、阿部はさり気なく位置取る。写真:サッカーダイジェスト写真部

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