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「自分らしい終わり方だったな」38歳、岡崎慎司が最後の最後まで貫いた“美学”。夜中1時を過ぎてもサインの列は途切れなかった【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2024年05月19日

「今の日本人からすると神様みたい。もうアイドルですよ」と立石CEO

スタンドのファンの声援に応える“岡ちゃん”。ついに稀代の点取り屋がスパイクを脱いだ。(C)STVV

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 STVVのロッカールームは言語ごとに選手が配置されている。例えば岡崎の右隣はルートンに移籍した橋岡大樹、左隣には小川諒也。彼ら日本人選手にとって岡崎はどのような存在だったのか? 立石敬之CEOに話を伺った。

「今の日本人からすると神様みたい。もうアイドルですよ。岡崎慎司や香川真司(前STVV。現セレッソ大阪)、長谷部誠(フランクフルト。5月18日の試合を最後に引退)は本当にレジェンドで、小さい頃から憧れてきた選手たちがここにいる。私が見ていると、いろいろ教えてもらおうっていうよりは、もうなんかね『あの岡さんがいる』みたいな。 本人は選手になにかを教えようというよりは、プレーをする背中で語る感じでした。こういう選手がチームにいることは、若い選手にとっていいこと。良かったと思っています」
 
 一度、私は岡崎がある若手選手を叱責する場面を見たことがある。それは、その選手が試合後、記者を無視して通り過ぎようとしたから。「A! お前、記者さんたちに対してそれはないだろう!!」。岡崎のことをよく知る人物は「彼が人に厳しく言うなんて珍しいこと」と驚いていた。背中で語るタイプの岡崎だが、やはり言うべきときにはかなり厳しく言う。言うより先に自身で実践している。

 この試合に駆けつけた100人を超す日本人ファンを前に、岡崎は質疑応答に応え、その後は一人ひとりと記念撮影、サインのファンサービス。夜中1時を過ぎてもその列は途切れなかった。その姿はプロフェッショナルとしても、人としても模範になるものだった。

取材・文●中田 徹

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