「本当に実力が足りないなと思いながら辞めることができた」
プレミアリーグで優勝しても、自分はまだまだ実力が足りない、もっと上に行かないといけないと満足しなかったという。そんな38歳のベテランは今季開幕直後、「死に場所を探しています」と苦笑交じりに語っていた。その一言に、もっと上手くなりたいけれど、時間が足りない、でも最後までもがきたい…という複雑な気持ちが混じっていた。今回、あらためて当時の言葉を思い出してもらってから、今の気持ちを訊いてみた。
「ほんとに最後の最後まで『これじゃ上にいけない』という悔しい気持ちでやり続けた。死に場所というよりは、フィンクさんが監督になってこの1年、やっぱり正直な監督なんで、自分のことをベテランとしてリスペクトしてながらも、使う場面とかも最後のちょっと5分とか、『今日はこういう展開だから出せなくて悪い』という話になり、自分の中でやっぱり悔しさがすごくあった。それでも気を使われて試合に出るより、こういう正直な監督と最後にやることができ、自分と向き合える時間が多かったので、本当に実力が足りないなと思いながら辞めることができた。だから自分らしい終わり方かなと思います」
時おり、若い日本人選手から「岡さんから話を聞いた」という言葉が漏れ伝わってくるが、どちらかというとプレーで示すタイプ。
「怪我もあったし、プレーが上手くいってなかったんで、そんな人間がなにをアドバイスするんだっていうほうが大きいですね。自分の理想はやっぱプレーで引っ張って、こういうボールちょうだいよとか、高い要求をし合うこと。監督に使われないまま、そういう(アドバイスするような)姿勢を取りたくなかった感じがあったのかもしれません。そういうところで引退のところがすごく見えたというか。自分がそういうレベルなんだと思えてしまうというか」
「ほんとに最後の最後まで『これじゃ上にいけない』という悔しい気持ちでやり続けた。死に場所というよりは、フィンクさんが監督になってこの1年、やっぱり正直な監督なんで、自分のことをベテランとしてリスペクトしてながらも、使う場面とかも最後のちょっと5分とか、『今日はこういう展開だから出せなくて悪い』という話になり、自分の中でやっぱり悔しさがすごくあった。それでも気を使われて試合に出るより、こういう正直な監督と最後にやることができ、自分と向き合える時間が多かったので、本当に実力が足りないなと思いながら辞めることができた。だから自分らしい終わり方かなと思います」
時おり、若い日本人選手から「岡さんから話を聞いた」という言葉が漏れ伝わってくるが、どちらかというとプレーで示すタイプ。
「怪我もあったし、プレーが上手くいってなかったんで、そんな人間がなにをアドバイスするんだっていうほうが大きいですね。自分の理想はやっぱプレーで引っ張って、こういうボールちょうだいよとか、高い要求をし合うこと。監督に使われないまま、そういう(アドバイスするような)姿勢を取りたくなかった感じがあったのかもしれません。そういうところで引退のところがすごく見えたというか。自分がそういうレベルなんだと思えてしまうというか」
OHL戦ではGK鈴木彩艶、MF伊藤涼太郎、藤田譲瑠チマ、山本理仁とともにスタメンを張った。
「本当に最低限のプレーしかできなかったなと思う。こうしておきゃ良かった、こう動けば良かったというプレーもいっぱいある。その連続でずっとやってきました。今日も試合に入るとその連続でした。ただ、最後の最後にこうやって日本の選手たちが周りにいて、分かり合える選手たちの中でやれたので、やっぱり嬉しかったですね。プレスのタイミングとかもそう。なんだか『一緒にやれている感』がありましたので。自分がワントップに入って、選手たちを引っ張って、自分が点を量産して――というのが理想でした」
【PHOTO】“ミラクル・レスター”影のヒーロー!岡崎慎司の高校時代から現役引退までを厳選ショットで振り返る!2004-2024
「本当に最低限のプレーしかできなかったなと思う。こうしておきゃ良かった、こう動けば良かったというプレーもいっぱいある。その連続でずっとやってきました。今日も試合に入るとその連続でした。ただ、最後の最後にこうやって日本の選手たちが周りにいて、分かり合える選手たちの中でやれたので、やっぱり嬉しかったですね。プレスのタイミングとかもそう。なんだか『一緒にやれている感』がありましたので。自分がワントップに入って、選手たちを引っ張って、自分が点を量産して――というのが理想でした」
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