盟友とのポジション争い
高い基準を持って努力を重ねている藤田。「25~26歳でプレミアリーグ」という目標から照らし合わせると「今の自分はまだ半分くらいのところかな」と本人は話していたが、初めての海外挑戦でモチベーションが上がり、成長曲線も引き上げていけるはずだ。
「今は本当にすごく充実している。ベルギーに来てから本当に楽しいですね。子どもの頃から一緒にやってきた理仁と、ポジション争いをするという環境もポジティブに捉えています。
この流れを継続していって、最終的には今季ベルギー1部のベストイレブンに選ばれるくらいの選手になりたい、どんどんボールを奪いながら、チャンスがあったら前に出ていけるような推進力も持ち合わせた選手になれればいいですね」と、彼は目を輝かせている。
「今は本当にすごく充実している。ベルギーに来てから本当に楽しいですね。子どもの頃から一緒にやってきた理仁と、ポジション争いをするという環境もポジティブに捉えています。
この流れを継続していって、最終的には今季ベルギー1部のベストイレブンに選ばれるくらいの選手になりたい、どんどんボールを奪いながら、チャンスがあったら前に出ていけるような推進力も持ち合わせた選手になれればいいですね」と、彼は目を輝かせている。
37歳のレジェンド、岡崎慎司が身近にいることも大きな学びになっている。ドイツのブンデスリーガで2年連続、二桁ゴールを挙げ、藤田が憧れるプレミアリーグで優勝し、さらに日本代表で50ゴールを挙げた偉大な先輩と共闘できるチャンスはそうそうない。近くにいるだけで「世界基準とは何か」を痛感する日々だ。
「岡崎さんの動き出しの速さとか、常にゴールを狙ってる感じ、サッカーへの取り組み方なんかを間近で見ていると、世界で成功するために何をすべきかが分かります。もちろん人間的にも成熟していく必要がある。人を惹きつける選手じゃないと、本当のトップにはいけない。そういうことも岡崎さんからは学ばせてもらっています」
あらゆる経験を力にして、パリ五輪世代の主軸ボランチは貪欲に高みを追い求めている。その努力が結実する日はそう遠くなさそうだ。
※第2回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
指揮官は「ミニ・カンテ」と期待。STVV藤田譲瑠チマがベルギーで成功するには?「分かりやすいのは遠藤航さんみたいに...」
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「俺は何をやってるんだ」伊藤涼太郎を奮起させた三笘らの活躍。水戸や新潟ではかけがえのない出会いも
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