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新潟L・川澄奈穂美&上尾野辺めぐみが今夏の女子W杯を回顧。レジェンドが思う、なでしこジャパンの進化と課題

カテゴリ:女子サッカー

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年09月07日

2011年よりレベルアップしているが...

日本人選手の技術向上を認める上尾野辺。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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――お二人がなでしこジャパンの一員としてワールドカップで優勝した2011年大会と比べて、日本や世界はどのような部分がレベルアップしているでしょうか?

上尾野辺 日本では上手な選手が本当に増えました。技術面やフィジカルの面から見て、たぶん優勝メンバーよりも、今のほうが強いんじゃないかなと思います。能力を十分に発揮する必要があるのかな、という感じはしますが、技術はもう、今の選手のほうが全然高いと思います。

 2011年の戦いがあったからこそ、ヨーロッパ勢などがサッカーに対して、変化はあったという感じがします。日本が成長している以上に、たぶんその倍以上で、世界が成長し過ぎているというイメージはあります。
 
川澄 それこそ、スペイン対イングランドの決勝戦を見て分かる通り、日本人選手よりも足が速い、背が高い。そういった選手たちが、あのパススピードのなかで、細かい局面も打開しながら、相手のゴールに迫っている。 守備でも、深いタックルを見ると、「このなかで日本どうやって勝つのかな」って。正直、すごく頭をひねりました。本当にやらなきゃいけないことは、たくさんあると感じました。
 
 あとは、戦うっていうことを見せる姿勢も必要だと感じました。そこの部分は2011のなでしこには、まあ、むしろ、それだけで戦っているんじゃないかというぐらい(笑)、そういう一体感や、球際は負けないとか、この人が抜かれても次がいる、また次がいるとか。

 今回の試合を見ていても、海外勢は「ファウルでしょ、それ」みたいなこととかも平気でやったり、勝つために、というプレーをやる。 そういったところを、もっともっと、やらなきゃいけないんだろうなというのは、見ていて感じましたね。

※第2回終了(全4回)

取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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