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怪我から復帰の冨安健洋&田中碧。捲土重来を期す重要戦力が、第二次森保Jで自らの価値を証明する9月シリーズに

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年09月06日

チャレンジャー精神を強く押し出していくべき

攻守にアグレッシブなプレーが持ち味の田中。ボランチで遠藤や守田との熾烈なレギュラー争いに挑む。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 一方、3月シリーズ以来の合流となる田中碧も、川崎フロンターレ時代の先輩にあたる板倉や三笘薫(ブライトン)と絡んで笑顔を見せる場面も多く、パスやシュートなどのプレー感覚的にも問題なさそうだ。

 実際、今季のデュッセルドルフのリーグ戦でも4試合に出場。怪我の影響はまったくない様子。今の代表ボランチ陣は遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティング)と田中が軸と位置付けられているだけに、彼にはカタールW杯最終予選やW杯本番で見せたようなキレと鋭さをピッチで示してもらう必要がある。

 懸念材料があるとすれば、今夏の欧州移籍期間内に新天地が決まらなかったこと。本人としてはW杯を経て、この夏には欧州5大リーグの1部に行きたいと熱望していたはずだ。だが、噂されたシュツットガルトも、イングランド2部のリーズも本決まりにならなかった。精神的にはかなり難しい状態にいることも考えられる。
 
 ただ、今季のデュッセルドルフは好発進を見せており、順調に行けば1部昇格もあり得るかもしれない。かつての遠藤航のように、2部から1部にチームが昇格し、自分の価値も上がるというのは理想的なシナリオだ。

 そういった明るい未来を切り拓いていくためにも、今回のドイツ、トルコとの2連戦が組まれた9月シリーズを大事にしたいところ。田中はドイツ戦の途中、あるいはトルコ戦のスタートからのプレーが有力視されるが、ボランチとして求められる役割を確実に遂行し、確かな成長を示すことが重要になってくる。

 第二次森保ジャパンでの田中は、3月シリーズのウルグアイ戦で74分からピッチに立っただけ。事実上、実績がほとんどない選手だ。だからこそ、今回はチャレンジャー精神を強く押し出していくべき。田中の存在価値を再認識させる2連戦にしてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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