ドイツ1部クラブからオファーも...
フィジカルの弱さが課題だったが、大柄なDFに対しても簡単に当たり負けせず、ボールロストが激減。その結果、チームメイトからの信頼も序盤戦とは比べものにならないほど高まった。
それを可能にしたのがフィジカル面の強化だ。特に力を入れたのが、ランニングの姿勢と立ち姿勢の見直しだった。改善を図っている最中だが、後半戦に活躍できた要因のひとつになったという。
「立ち姿勢と走る際の姿勢は考えました。よく足がつったり、肉離れを起こす時もあったので、走り方や立ち姿勢が悪いのかもしれないと感じたんです。もともと自分は姿勢が悪く、猫背でしたが、それだと視線が落ちたり、身体に歪みが生まれてしまいます。背中だけではなく、股関節も含めてルーティンとして姿勢の矯正は取り組んできました。終盤は連戦だったので重点的にできなかったのですが、チームのフィジカルトレーナーに聞いて今もトライを続けています」
シーズン終盤はフル出場するゲームが増え、終盤になって足がつるような場面はほとんど見られなかった。今の活躍は肉体面の変化を抜きには語れない。フェイエノールト、PSV、アヤックスといったクラブからはゴールを奪えなかったが、上のレベルでも戦える手応えを得られたのも地道な取り組みの賜物だった。
「(初めて3試合連続ゴールを決めた後の)5試合は強豪クラブとの対戦が続き、結果を残せなかったのは課題です。チームとしても、個人としても差はありましたが、戦える手応えもありました。自分の仕掛けで相手が嫌がっていたし、身体でも当たり負けしませんでした。実際に対戦してみて自信も芽生えて、自分も将来的にこういうチームでプレーしたいと思えたんです」
それを可能にしたのがフィジカル面の強化だ。特に力を入れたのが、ランニングの姿勢と立ち姿勢の見直しだった。改善を図っている最中だが、後半戦に活躍できた要因のひとつになったという。
「立ち姿勢と走る際の姿勢は考えました。よく足がつったり、肉離れを起こす時もあったので、走り方や立ち姿勢が悪いのかもしれないと感じたんです。もともと自分は姿勢が悪く、猫背でしたが、それだと視線が落ちたり、身体に歪みが生まれてしまいます。背中だけではなく、股関節も含めてルーティンとして姿勢の矯正は取り組んできました。終盤は連戦だったので重点的にできなかったのですが、チームのフィジカルトレーナーに聞いて今もトライを続けています」
シーズン終盤はフル出場するゲームが増え、終盤になって足がつるような場面はほとんど見られなかった。今の活躍は肉体面の変化を抜きには語れない。フェイエノールト、PSV、アヤックスといったクラブからはゴールを奪えなかったが、上のレベルでも戦える手応えを得られたのも地道な取り組みの賜物だった。
「(初めて3試合連続ゴールを決めた後の)5試合は強豪クラブとの対戦が続き、結果を残せなかったのは課題です。チームとしても、個人としても差はありましたが、戦える手応えもありました。自分の仕掛けで相手が嫌がっていたし、身体でも当たり負けしませんでした。実際に対戦してみて自信も芽生えて、自分も将来的にこういうチームでプレーしたいと思えたんです」
出だしで躓いたが、この1年で欧州の舞台で戦える自信を掴んだ。
「シーズン終盤は自分が思い描いた通りのプレーでした。結果は足りていないけど、試合に90分間出て、自分のプレーを見せてチームを盛り上げられました。自分が目ざしているものを体現できたと感じています。それを1シーズンやり続けられれば、評価もグンと上がってサッカーをもっと楽しめると思います」
だからこそ、視野に入ってくるのは次のステージだ。新シーズンもスパルタ・ロッテルダムでプレーするのか、それともステップアップを目ざすのか。事実、シーズン終盤を迎える頃にはドイツ・ブンデスリーガ1部のクラブからオファーが届いていた。
しかし、斉藤は“残留”の道を選んだ。なぜ、もう1年オランダリーグで戦う決意を固めたのだろうか。
《後編に続く》
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
「実際そこまで差はない」浦和加入の安部裕葵がバルサで感じた“リアル” 「日本のサッカーが向くべき方向を向ければすぐに縮まる」
「いたら、すげぇやりやすいだろうな」内田篤人が絶賛した日本代表戦士は?「プレースタイルが嫌じゃん(笑)」
「シーズン終盤は自分が思い描いた通りのプレーでした。結果は足りていないけど、試合に90分間出て、自分のプレーを見せてチームを盛り上げられました。自分が目ざしているものを体現できたと感じています。それを1シーズンやり続けられれば、評価もグンと上がってサッカーをもっと楽しめると思います」
だからこそ、視野に入ってくるのは次のステージだ。新シーズンもスパルタ・ロッテルダムでプレーするのか、それともステップアップを目ざすのか。事実、シーズン終盤を迎える頃にはドイツ・ブンデスリーガ1部のクラブからオファーが届いていた。
しかし、斉藤は“残留”の道を選んだ。なぜ、もう1年オランダリーグで戦う決意を固めたのだろうか。
《後編に続く》
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
「実際そこまで差はない」浦和加入の安部裕葵がバルサで感じた“リアル” 「日本のサッカーが向くべき方向を向ければすぐに縮まる」
「いたら、すげぇやりやすいだろうな」内田篤人が絶賛した日本代表戦士は?「プレースタイルが嫌じゃん(笑)」