自分がやるべきことに専心
慌ただしく新天地に向かったため、準備は不十分で住む場所すら決まっていない。ピッチ内でも多くの困難に直面し、新たなチームに適応するためにはクリアすべき問題点が多くあった。
初めての欧州1部リーグでのプレーに、監督やチームメイトとの信頼関係の構築。加えて、開幕直前に負傷離脱した点もより状況を困難にさせた。だが、そうした環境下でも斉藤はスタンスを変えなかった。
「焦りはすごくありました。『もっとやらなくちゃ』と焦ってしまうと、その結果、やり過ぎてモチベーションが保てなくなってしまうこともありますが、自分のやるべきことを続けられたことで気持ちも切れなかったし、継続できたことは本当に大きいです」
ベルギーで過ごした2シーズンで、海外で生き残るための術を学んできた。ゼロから信頼を勝ち取る大変さも、異国の地で生活する難しさも一度味わっている。その経験がオランダで活きた。
「(海外で)完璧に望んだものが揃う環境は今までなかったです。むしろ、今は当たり前ではないことが当たり前になっているので、臨機応変に対応できるようになりました。他の選手たちも同じ環境でプレーしているし、本来であれば揃わないのが当たり前。揃い過ぎていても良くないと思うし、自分で何でもできるようにならないといけない。想定外の出来事が起きたとしても、想定内の状況に自分で持っていける能力を身に付ける必要がありました。そこは体現できたと思います」
何事にも動じない。これまでの海外生活で身に付けた適応能力を活かし、ブレずに自分がやるべきことに取り組んだ。
「ピッチ外では身体のケアも含めて準備して、周りになんと言われてもやり続ける。ピッチ内でも、単純に仕掛けて取られてもやり続ける。そうすれば身体も慣れてきて、成功回数が増えると、自然と仲間からの信頼を得られました」
初めての欧州1部リーグでのプレーに、監督やチームメイトとの信頼関係の構築。加えて、開幕直前に負傷離脱した点もより状況を困難にさせた。だが、そうした環境下でも斉藤はスタンスを変えなかった。
「焦りはすごくありました。『もっとやらなくちゃ』と焦ってしまうと、その結果、やり過ぎてモチベーションが保てなくなってしまうこともありますが、自分のやるべきことを続けられたことで気持ちも切れなかったし、継続できたことは本当に大きいです」
ベルギーで過ごした2シーズンで、海外で生き残るための術を学んできた。ゼロから信頼を勝ち取る大変さも、異国の地で生活する難しさも一度味わっている。その経験がオランダで活きた。
「(海外で)完璧に望んだものが揃う環境は今までなかったです。むしろ、今は当たり前ではないことが当たり前になっているので、臨機応変に対応できるようになりました。他の選手たちも同じ環境でプレーしているし、本来であれば揃わないのが当たり前。揃い過ぎていても良くないと思うし、自分で何でもできるようにならないといけない。想定外の出来事が起きたとしても、想定内の状況に自分で持っていける能力を身に付ける必要がありました。そこは体現できたと思います」
何事にも動じない。これまでの海外生活で身に付けた適応能力を活かし、ブレずに自分がやるべきことに取り組んだ。
「ピッチ外では身体のケアも含めて準備して、周りになんと言われてもやり続ける。ピッチ内でも、単純に仕掛けて取られてもやり続ける。そうすれば身体も慣れてきて、成功回数が増えると、自然と仲間からの信頼を得られました」
地道に積み重ねると、早い段階でチャンスが巡ってくる。9月3日の5節・フォレンダム戦(4-0)で初めてベンチ入りし、後半途中からピッチに立ってオランダリーグデビューを果たす。7節のフローニンゲン戦(2-1)で初先発を飾ると、以降はレギュラーに定着。初ゴールは前半戦の最終節となった1月21日のカンブール戦(3-0)まで待たなければならなかったが、斉藤は徐々に手応えを掴み始めていた。
「実はターニングポイントがあったわけではないんです。最初の3試合連続ゴールから良い感じだなって感じていて、ちょっとずつ自信が芽生え始めました。チームの戦術に自分が組み込まれている実感があったんです。戦術のひとつに自分のドリブルがある。そうした感覚があったので、最後の3試合で連続ゴールができたのは良い流れでした」
明らかに後半戦のプレーが違った。
「シーズン終盤は相手を背負ってプレーできるようにもなったし、球際でも勝てるようになりました」
得意のドリブル突破も冴え、個人技で局面を打開するシーンも増加。26節のエメン戦では(2-0)で左サイドの深い位置からふたりを同時に外して、カットインから鮮やかなシュートをねじ込んだ。
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「実はターニングポイントがあったわけではないんです。最初の3試合連続ゴールから良い感じだなって感じていて、ちょっとずつ自信が芽生え始めました。チームの戦術に自分が組み込まれている実感があったんです。戦術のひとつに自分のドリブルがある。そうした感覚があったので、最後の3試合で連続ゴールができたのは良い流れでした」
明らかに後半戦のプレーが違った。
「シーズン終盤は相手を背負ってプレーできるようにもなったし、球際でも勝てるようになりました」
得意のドリブル突破も冴え、個人技で局面を打開するシーンも増加。26節のエメン戦では(2-0)で左サイドの深い位置からふたりを同時に外して、カットインから鮮やかなシュートをねじ込んだ。
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