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黒田剛監督が率いる町田、なぜ強い? “三位一体”のチーム作りが結実「5節、6節は分岐点。無失点勝利が必要」

カテゴリ:Jリーグ

郡司 聡

2023年03月18日

選手たちの奮闘も決して見逃せない

リーグ序盤戦を席巻している黒田ゼルビア。J2優勝のポテンシャルはあるか。次節の山形戦は試金石に。写真:鈴木颯太朗

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 それでも、デュークとエリキの2人がこうして町田でプレーできているのも、昨年の12月に着任した藤田晋社長が「就任1年目から勝負を懸ける」と史上最大規模の人件費を投じた成果に他ならない。

 トップチームの長が志向するサッカースタイルを強化部が吸い上げ、強化部はそれを実践するために必要な選手を集結させる。またそうした現場の要望に応えるために、フロントサイドはそれ相応の予算を用意する。

 クラブ、強化、コーチングスタッフ。まさに“三位一体”のチーム作りが、序盤戦のJ2リーグを席巻している。もちろん、黒田監督の志向するサッカーを忠実に実践している選手たちの奮闘も決して見逃せない。
 
 ただ昨季の町田を振り返れば、4節終了時点での3勝1分という戦績は、今季と全く同じ。昨季までのポポヴィッチ体制は継続の強みを存分に活かした格好だが、快進撃は長続きせず。最終的には10戦未勝利フィニッシュの15位でシーズンを終えている。前年の失速を踏まえ、黒田監督はこう言った。

「この5節、6節は他のチームを引き離せるか。または下の順位のチームと同一勝点で並んでいくのか。その分岐点だとも思います。昨年と比較して、ここで一歩上に出ていくために、無失点勝利が必要。そうすることで、選手たちは昨年とは違うことをあらためて実感すると思います。次の山形戦はそんな試合になるのかなと」

 次節の相手は昨季、J1参入プレーオフに進出した山形。町田がJ2優勝のポテンシャルを秘めたチームなのか。その現在地を図るには、格好の相手だろう。

取材・文●郡司聡(スポーツライター)

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