【中澤佑二セレクト】J1・500試合の中から本人が選ぶ「思い出深き5つのゲーム」

カテゴリ:Jリーグ

藤井雅彦

2015年10月16日

“ゴールテープの場所”は本人ですら知る由はない。

奇しくも同じ日、G大阪の遠藤(左)も500試合出場を達成。日本代表でも活躍した両者は互いに切磋琢磨し合い、己の鍛錬に励んでいる。写真:田中研治

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 こうした不断の努力はいつの間にか習慣化され、本人にとっては当たり前のライフスタイルとなり、パフォーマンスの安定につなげてきた。昨季は念願のシーズン全34試合フルタイム出場を達成。連続出場は今季も継続されており、迎えた第2ステージ14節・神戸戦で、ついにJ1通算500試合出場を果たした。
 
 これまでに3人(伊東輝悦、山田暢久、楢﨑正剛)しか達成していない大記録だが、本人はその数字についてまったく興味がない。
 
「500試合をゴールにしていたわけではない。プロになった時は100試合も200試合もまったくイメージしていなかった。試合に出続けることは大事だけど、それはあくまでも年間34試合の括りで考えている。
 
 1シーズン34試合に出て、次のシーズンも34試合しっかりプレーする。通算500試合は積み重ねてきた目に見える証だけど、それが目標ではないし、数字にこだわってサッカーを続けてきたわけでもない」
 
 1週間後には川崎との神奈川ダービーが控えている。501試合目への歩みはすでに始まっており、ゴールテープの場所は本人ですら知る由がない。
 
取材・文:藤井雅彦(ジャーナリスト)

すでに“501”試合目に向け、次なる一歩を踏み出している。飽くなき向上心と不撓不屈の精神で、中澤はこれからも走り続けるに違いない。写真:田中研治

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