アピールに成功した者もいるが、世界基準で見れば…
指揮官は今予選の前から“泥臭く戦うこと”をテーマに掲げていたが、その意味では間違いなく成果はあった。これも4試合とも骨のある相手と戦えたからこそ。大会直前に辞退したチームがあったため、他の組では3チーム総当たりとなるグループもあった。3か国での戦いとなった韓国は、ウズベキスタン(3-2)と、力の差があるブルネイ(10-0)と同組。実質1試合しか緊張感のあるゲームをできていなかったとも言える。それに比べれば、日本が積み上げた経験値は何事にも変え難い。
今予選でチーム得点王となる6ゴールを奪った徳田や、初めて海外勢との対戦となりながら抜群の推進力と左足のキックで攻撃を活性化させた左SBの吉永夢希(神村学園)など、アピールに成功した者もいるが、世界基準で見ればまだまだ。それは選手たちも理解しており、大会後の言葉からも“成長への意欲”が見て取れる。
「まだアジアのトップではないので、最終予選で結果を残せるようにしたい」(山本丈偉/東京Vユース)
「突破できたのは素直に嬉しいけど、個人としては結果が全然出ていないので悔しい気持ちが大きい」(佐藤龍之介/FC東京U-18)
今予選でチーム得点王となる6ゴールを奪った徳田や、初めて海外勢との対戦となりながら抜群の推進力と左足のキックで攻撃を活性化させた左SBの吉永夢希(神村学園)など、アピールに成功した者もいるが、世界基準で見ればまだまだ。それは選手たちも理解しており、大会後の言葉からも“成長への意欲”が見て取れる。
「まだアジアのトップではないので、最終予選で結果を残せるようにしたい」(山本丈偉/東京Vユース)
「突破できたのは素直に嬉しいけど、個人としては結果が全然出ていないので悔しい気持ちが大きい」(佐藤龍之介/FC東京U-18)
U-17ワールドカップの出場権が懸かるU-17アジアカップまで残り7か月。今予選の経験によって成長曲線が加速したのは確かだ。あとは、この経験を無駄にせず、前進を続けられるか。
今回の経験を成長に結び付けなければ、国内でアピールを続けている選手にあっという間に取って代わられるだろう。「この世代の競争がここから始まる」とは森山監督の言葉。若き日本代表は世界に打って出るべく、さらなる成長を目ざして走り続ける。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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