• トップ
  • ニュース一覧
  • 【U-21代表最新序列】国際経験豊富な田中がアンカー1番手。突き上げが乏しいインサイドハーフで復活が待たれるのは…

【U-21代表最新序列】国際経験豊富な田中がアンカー1番手。突き上げが乏しいインサイドハーフで復活が待たれるのは…

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年10月02日

アンカーの田中は攻撃面の成長が今後のポイント

藤田は守備で個の力を発揮できるプレーヤー。現状、インサイドハーフでは絶対的な存在だ。写真:佐藤博之

画像を見る

 中盤では、アンカーの位置で試された田中聡が1番手で、コルトレイクに加入後はポジションを掴んでおり、国際舞台での経験値も豊富。だが、絶対的な存在ではない。松岡大起(清水)もスイス戦ではフィジカル面で苦戦を強いられた一方、持ち前の思い切りの良いボール奪取でチームを支えていた。ともに守備に特長を持つだけに、課題である攻撃面の成長が今後のポイントになってくるはずだ。

 インサイドハーフは藤田譲瑠チマ(横浜)と鈴木唯人(清水)が絶対的な柱。このチームの中では最もA代表に近い存在で、前者は守備、後者は攻撃で個の力を発揮できる。ただ、彼らに続く選手の突き上げが乏しい。

 同ポジションの候補で、右ウイングでも計算できる本田風智(鳥栖)は、今遠征ではボールを収められずに苦戦した部分もある。こうした状況を踏まえ、待たれるのは今回負傷でメンバー外となった山本理仁(G大阪)の復帰だ。

 ボールを動かすスキルが高く、戦い方の幅を広げるうえでも必要不可欠。また、荒木遼太郎(鹿島)も完全復活すれば、攻撃にアクセントを加えるプレーヤーとして面白い存在になるはずだ。
 
 左のサイドアタッカーは斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)に加え、佐藤恵允(明治大)がアジア杯の後半戦以降から評価を上げている。その一方で右サイドは人材難で、イタリア戦では鈴木唯が先発し、前半途中から本田、後半開始からは藤尾翔太(徳島)が起用された。藤尾はゴールを挙げたとはいえ、本職はセンターフォワード。その点を考えても、新たな選手の台頭が待たれる。

 伸び悩んでいる小田裕太郎(神戸)、松村優太(鹿島)、西川潤(鳥栖)らが結果を残せば解決できるだけに、彼らのブレイクが今後のポジション争いを大きく左右するかもしれない。

 ワントップは、7月のE-1選手権でA代表デビューを飾った細谷真大(柏)が柱で、今遠征もスイス戦でゴールを挙げた。ただ、藤尾もサイドでの起用が続いており、バックアッパーが不在。今遠征では木村勇大(関西学院大/京都入団内定)が初招集されたが、インパクトは残せなかった。

 アジア杯で招集された188センチの大型ストライカー中島大嘉(札幌)もクラブで苦しんでおり、櫻川ソロモン(千葉)や染野唯月(東京V)などを再度試すのも一案かもしれない。

 年内に残された代表活動はあと1回。そこまでに誰が台頭してくるのか。チームをさらに強固なものにするためにも、選手たちの奮起を楽しみに待ちたい。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【PHOTO】日本代表の歴代ユニホームを厳選写真で振り返り!(1992-2022)

【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!
 
【関連記事】
「この上なく素晴らしい」U-21日本代表のマナーを対戦国イタリアのメディアが激賞!「観客にお辞儀をし、ロッカールームを片づけ…」
「豪快に同点弾を挙げた」イタリアと引き分けたU-21日本代表、相手国メディアが “7点”と高評価した選手は? 敵将も賞賛「良いチームだった」
「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」なでしこ岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希とバカンスを楽しむ様子が反響
敵DFをなぎ倒す鈴木唯人の“グイグイ行く”突破力。イタリア戦で別格の存在感も慢心なし「もっとできた」【U-21代表】
「ぶち抜いてるのエグい」「そりゃとめられんわな」三笘薫、リバプールのイングランド代表DFを手玉に取ったドリブル突破が反響!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ