SBは半田と加藤がリード
指揮官は「旬の選手」という言葉を使うが、今回の遠征で言えば、GKの佐々木雅士(柏)がそれに当たるだろう。ドバイ杯、アジア杯と同じく、今遠征も小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、鈴木彩艶(浦和)とともにメンバー入りを果たしたなか、今回は背番号1を与えられてイタリア戦では先発出場を果たした。
チーム発足当初は3番手。しかし、現時点のGK陣において、所属チームで唯一レギュラーの座を掴んでいる存在で、同世代のGKを見てもJ1で定位置を確保している選手はいない。佐々木の成長ぶりは目を見張るものがあり、イタリア戦でも最終盤に至近距離からのシュートを片手で阻止するなど、実力を証明した。
とはいえ、現状ではほぼ横一線。東京五輪世代では谷晃生(湘南)、大迫敬介(広島)がハイレベルな争いを繰り広げたのと同様に、能力が高いパリ五輪世代のGK陣も切磋琢磨しながらポジションを争っていくはずだ。
チーム発足当初は3番手。しかし、現時点のGK陣において、所属チームで唯一レギュラーの座を掴んでいる存在で、同世代のGKを見てもJ1で定位置を確保している選手はいない。佐々木の成長ぶりは目を見張るものがあり、イタリア戦でも最終盤に至近距離からのシュートを片手で阻止するなど、実力を証明した。
とはいえ、現状ではほぼ横一線。東京五輪世代では谷晃生(湘南)、大迫敬介(広島)がハイレベルな争いを繰り広げたのと同様に、能力が高いパリ五輪世代のGK陣も切磋琢磨しながらポジションを争っていくはずだ。
最終ラインでは、CB西尾隆矢(C大阪)が頼もしい。1月にA代表候補合宿を経験しており、能力と実績はこの世代では折り紙付きだ。6月のアジア杯は負傷でメンバー外となり、その後も所属チームで出場機会を失う時期もあったが、今遠征で代表に復帰した。
「ビビってしまったところがあるのでトライしていけば幅が広がる」と本人が話した通り、イタリア戦では相手のプレッシャーを剥がせないシーンもあり課題も多い。だが、西尾の復帰はチームに大きな意味があったのは確か。フィジカルの強さとビルドアップで力を示しただけではなく、リーダーシップの面でもチームの精神的支柱となった。
イタリア戦でコンビを組んだCB鈴木海音(栃木)も自クラブで経験を積んでおり、自信を深めて代表でも評価を高めている。ただ、絶対的な存在ではないため、シュツットガルトでプレーするチェイス・アンリなど、アスリート能力に長けた選手たちの台頭が待たれるところだ。
SBは、右に半田陸(山形)、左は加藤聖(長崎)がリード。半田はイタリア戦で判断ミスから失点に絡んだが、後半は持ち直し、攻守で存在感を発揮。加藤もCKからゴールに絡むなど、正確な左足は他にはない武器で評価を高めている。そのほかでは代表活動初参加の大畑歩夢(浦和)がスイス戦で攻撃センスを見せ、可能性を示した選手のひとりだ。
逆に畑大雅(湘南)はスピードで勝負できた部分もあったが、思い切りの良い攻撃参加は鳴りを潜めた。怪我で今遠征に参加できなかった内野貴史(デュッセルドルフ)や所属チームで出場機会を増やしているバングーナガンデ佳史扶(FC東京)の活躍次第では、序列が変わったとしても不思議ではない。
「ビビってしまったところがあるのでトライしていけば幅が広がる」と本人が話した通り、イタリア戦では相手のプレッシャーを剥がせないシーンもあり課題も多い。だが、西尾の復帰はチームに大きな意味があったのは確か。フィジカルの強さとビルドアップで力を示しただけではなく、リーダーシップの面でもチームの精神的支柱となった。
イタリア戦でコンビを組んだCB鈴木海音(栃木)も自クラブで経験を積んでおり、自信を深めて代表でも評価を高めている。ただ、絶対的な存在ではないため、シュツットガルトでプレーするチェイス・アンリなど、アスリート能力に長けた選手たちの台頭が待たれるところだ。
SBは、右に半田陸(山形)、左は加藤聖(長崎)がリード。半田はイタリア戦で判断ミスから失点に絡んだが、後半は持ち直し、攻守で存在感を発揮。加藤もCKからゴールに絡むなど、正確な左足は他にはない武器で評価を高めている。そのほかでは代表活動初参加の大畑歩夢(浦和)がスイス戦で攻撃センスを見せ、可能性を示した選手のひとりだ。
逆に畑大雅(湘南)はスピードで勝負できた部分もあったが、思い切りの良い攻撃参加は鳴りを潜めた。怪我で今遠征に参加できなかった内野貴史(デュッセルドルフ)や所属チームで出場機会を増やしているバングーナガンデ佳史扶(FC東京)の活躍次第では、序列が変わったとしても不思議ではない。