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【バイタルエリアの仕事人】Vol.19 上福元直人|守備最優先のGKは、同時に攻撃の第一歩になる。日本代表に推す声には――

カテゴリ:連載・コラム

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年08月30日

日本代表入りは壮大な出来事だが、クラブでベストを尽くすことに集中

代表に推す声も聞こえてくるが、「僕にとってはまずクラブ」と目の前の試合に全力を注ぐ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 前編でも触れたとおり、今季は「J1月間ベストセーブ」を受賞するなど、京都で充実の日々を送る上福元。識者選定の月間ベストイレブンに名を連ねることも。

 さらに、自身初となる日本代表入りを期待する声も上がっている。“日の丸”に対する思いとは?

――◆――◆――

 毎年変わりませんが、一番のテーマは“自分がより一層成長できるように”です。自分自身を選手としても人間としても大きくなり、チームへの貢献を大きくできるように、という意識で取り組んでいます。

 京都のファン・サポーターの方には、J1残留をキーワードにされている方もいるかもしれません。ただ、先よりも目の前の1試合。曺貴裁監督も「全ての試合を勝ちに行く」と語っています。

 先を見て、生まれてしまう邪念的な部分を振り払い、目の前の相手を上回るという思いを持ち続けなければいけないと思っています。その思いを1試合1試合にどれだけ表現できるかを、常に追求し続ける。それをやっていけば、結果は得られる。常にどの試合も勝ちにいくというテーマは、忘れずやっていこうと思っています。

 7月のE-1選手権の前あたりから、取材で「ファンから日本代表に選んでほしいという声が上がっていますが」と訊かれることもあります。ただ、僕にとってはまずクラブです。今やるべきことへの集中を続けて取り組んでいる先に、結果がついてくるという感覚のほうが強いです。代表に入るためにクラブで頑張るわけではありません。

 もし代表に選ばれれば、すごく壮大な出来事です。ただ、欲張るとか、二兎を追うような器用な過ごし方ができないタイプだと自分で分かっていますので。自分が役割を追求してクラブにもたらせるものが大きくなっていけば、自ずと結果がついてくる、という程度にしか思っていません。

 京都でベストを尽くしたいです。

取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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