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「小さくてもできる、を示したい」強豪・履正社のゴールを守る“163センチGK”が語る「僕の生きる道」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年08月13日

1か月の離脱中に奪われた先発の座

インターハイ1回戦の明桜戦で久々のスタメン出場。キャッチングとパンチング精度の高さを見せた。写真:安藤隆人

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 高3になってついに正守護神の座を掴み、Jヴィレッジカップでは大車輪の活躍を見せた。プレミアリーグWESTでもサンフレッチェ広島ユースを相手にビッグセーブを披露し、2-1の勝利に貢献。開幕から第7節の東福岡(福岡)戦まで、6試合連続で先発出場(1試合未消化)を果たした。しかし、自信が深まってきた矢先に、彼はオーバートレーニング症候群となってしまい、1か月の離脱を強いられる。

 その間、セカンドGKだった182センチのジョンカミィ信バーが急成長を遂げ、湯地が復帰しても出番の多くはジョンカミィに渡るようになった。しかし、そのシチュエーションが逆に気持ちに火をつけた。

「レギュラーを奪われたからといって、僕が自信を失ってしまったら、これまで培ってきたものを否定してしまうことになります。仮に僕が消極的なプレーをしてしまうと、この身長も影響をして相手はよりつけ込んでくるので、常に勇気を持って積極的にプレーしないといけません。

 誰よりも小さいことは自分がよくわかっているし、言われることも、狙われることもわかっている。でも、それによって自分が揺らいでしまったら相手の思うツボだし、逆に味方は一気に不安に襲われてしまう。ハッタリでもいいから積極的にやり続けることを大事にしています」
 
 それが花開いたのが今夏の徳島インターハイだった。1回戦の明桜(秋田)戦でプレミアリーグWESTの東福岡戦以来となるスタメン出場を果たすと、相手のクロスに対しても勇気ある飛び出しと跳躍力、キャッチングとパンチング精度の高さを見せてピンチを凌ぐなど、失点を1に抑え、3-1勝利の原動力となった。

 2-0で勝利した2回戦の神村学園(鹿児島)戦と、PK戦の末に敗れた3回戦の湘南工科大附(神奈川)戦はジョンカミィにポジションを譲ったが、湯地は間違いなく全国レベルのGKであることを実証してみせたのだ。

 和倉ユースにおいても、湯地はセカンドGKという立ち位置だったが、ベンチやアップ時では大きな声を出してチームを盛り上げ、試合に出れば安定したクロス処理とビッグセーブを見せた。
 
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