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【バイタルエリアの仕事人】Vol.18 瀬川祐輔|ゴール前での心がけはリラックス「相手のほうが焦っている」

カテゴリ:連載・コラム

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年07月30日

バイタルエリアではリラックスでアイデアを具現化

バイタルエリアで心がけていることは、リラックスだという。写真:滝川敏之

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 加入1年目から湘南の戦術になじめている様子の瀬川。では、バイタルエリアのプレーで意識していることとは?

――◆――◆――

 バイタルエリアはゴールに直結するエリアなので、前を向くことを意識しています。スルーパスを出すのかシュートを選択するのかのイメージは、常に持っています。

 バイタルでボールを受ける時は、個人としては自分の存在価値を示せる場面なので、よりこだわってプレーしています。それがチームの勝敗につながってきますし。まだ完全にはできてはいませんが、最近はもっともっとリラックスすることを心がけています。

 前を向けないときは簡単にプレーすることを意識していますが、まずは前を向けるポジショニングで相手を怖がらせるプレーをすることが大事。パスなのか、シュートなのか、ドリブルで入っていくのか。その選択肢を広げるためには、僕の中ではいかにリラックスできるかが大事なので、常に意識しています。
 
 ゴール前ではとにかくリラックスする。「相手のほうが焦っているんだ」と思うようにしています。アイデアを持っていても出せないのは、焦りや下を向いてヘッドアップできていないことが原因。(リオネル・)メッシやネイマールを見れば分かると思いますが、あれだけ顔が上がっていればアイデアは出てきますよね。

 DFの背後に抜ける動き、ディフェンスラインとの駆け引きは得意です。最近では、ライン間でボールを受けたり、味方のポゼッション時にビルドアップを助ける動きが多いですけど。裏抜けは得意なので、ボールホルダーには常に「前を見てくれ」と言っています。

 スペースをあける動きも、智さんが求めていることです。自分が裏に抜けた後に誰かが絶対に入ってきてくれるというのは、チームとしてやっていることです。だから、スペースをあけようというよりも、自分が受けようとして動いています。ボールをもらう気がなくて走れば、相手DFは僕からマークを外しますし。

 バイタルエリアでは、守備もこだわっています。切り替えの早さとか、ボール奪取を見てもらえると嬉しいです。加入当初はチームコンセプトの中だけでこなしていましたが、今では独自の守備のはめ方もできるようになってきました。智さんもコンセプトにしばるタイプの監督ではないので。「スペシャルな部分を出してほしい」と言ってもらえています。

※後編に続く。次回は7月31日に掲載予定です。

取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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