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【バイタルエリアの仕事人】Vol.18 瀬川祐輔|ゴール前での心がけはリラックス「相手のほうが焦っている」

カテゴリ:連載・コラム

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年07月30日

ゴールに向かう大胆さを取り戻す

山口監督(右)のもとで多くを吸収している。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)滝川敏之

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 湘南を率いるのは、昨年9月の途中就任でチームをJ1残留に導いた山口智監督。「まだまだ上を目指さないといけない」と意気込む指揮官のもと、瀬川は何を学び、吸収し、表現しようとしているのか。

――◆――◆――

 湘南に加入直後から、智さん(山口監督)がやりたいこと、練習で求められていることは、自分にも落とし込むことができました。練習のたびに言ってくれていましたので、スムーズに受け入れられました。

 智さんが求めることを最優先しながら、自分の色を出すことを目ざしてキャンプから取り組んできたつもりです。

 攻撃に関して、智さんがチームに求めている部分は、自分が感じている足りない部分でもあった。だから、前向きに取り組むことができています。

 自分に足りなかった部分とは、ゴールに向かっていく大胆さです。群馬や大宮にいた頃はゴールに向かっていく姿勢が僕の良さだったのですが、歳を重ね、柏でいろいろなシーズンを過ごすにつれて、ボール保持が必要になったりして。
 
 消極的というか確率を求めて、“シュートではなくパス”など可能性が高いほうを選択してしまっていました。今までは、ボールと自分の関係で動いていることが多かったです。

 そうではなくて、2トップならばもう一人のFWがあけたスペースに入る動きであったり、でもゴールが最優先だからDFの背後を狙おうとか。ボールの状況に応じた一つひとつのプレー選択の幅が狭かった。そのプレーの幅が広がったかなとは思います。

 守備についてのチームのルールが整理できはじめてきたのが、ルヴァンカップのC大阪戦あたりでした。なるべく早く監督が求めていることを体現しようとは思っていましたが。チーム状況があまりよくなかったことを含めて、時間がかかってしまいました。

 湘南では、3枚のMFのうちアンカーの左右をサイドボランチと呼んでいます。僕がそのポジションに入れば、もちろん求められることをやります。ディフェンスラインやアンカーがボールを持った時に、孤立させないように考える。サイドボランチが前を向くことが攻撃のスタートなので、できるだけ前を向くことは意識しています。
 
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