• トップ
  • ニュース一覧
  • 待望の“青森山田同期対決”が実現! 同サイドで内田陽介と安斎颯馬が対峙「もっとマッチアップしたい」「嬉しかったし、楽しかった」

待望の“青森山田同期対決”が実現! 同サイドで内田陽介と安斎颯馬が対峙「もっとマッチアップしたい」「嬉しかったし、楽しかった」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2022年05月22日

「最後に追いついてくれたので、そこはポジティブに」

昨年は関東1部で新人王に輝いた安斎。さらなる飛躍に期待がかかる。写真:安藤隆人

画像を見る

 一方の安斎は「ウッチーは相変わらず対人が強いし、身長は高くないけどヘッドは強い。失点の時もウッチーの凄さを見た。それにロングスローは味方の時は頼もしかったけど、敵になるとこんなにも脅威になるのかと思いました。本当に厄介な選手でした」と内田を評した。

 ただ、安斎自身、この試合は万全のコンディションではなかった。前節の東京国際大戦で左足首を負傷し交代していたのだ。明治大戦まで1週間の休みをとって、残りの1週間で練習に参加したが、それでも痛みは残っていた。

「2位の明治大を食うのか、5連敗で次に行くのか。自分たちの今後を左右するくらいの一戦だったので、なんとしても貢献したかった。途中交代せざるを得ませんでしたが、チームが最後に追いついてくれたので、そこはポジティブに考えたいです」

 それぞれの背景があったが、「あと2年半あるので、もっともっとマッチアップしたいと思った」と安斎が語ったように、2人にとっては濃密な時間であった。
 
 最後にかつての盟友へのそれぞれの思いを聞いてみた。

「久しぶりに安斎とフィールドの中でプレーできたので、嬉しかったし、本当に楽しかった。安斎は背後の抜け出しがかなり上手くなっていて、やっぱり凄い選手だなと思いました」(内田)

「ウッチーは高校時代と変わらず自分のストロングポイントを前面に出したプレーを淡々とやり続けられる選手。あまり表情には出さないし、口にも出さないけど、内に秘めているものは大きいと、この試合で改めて思いました。そこは自分にないものなので、大きな刺激になります」(安斎)

 かつての友は今日の敵だったが、ピッチを離れれば友であることに変わりはない。次に顔を合わせる時はどのようなバトルが繰り広げられるのか。関東大学リーグ1部で躍動する2人の切磋琢磨の物語はまだまだ続く。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!~関東編
 
【関連記事】
3連勝のあとに3連敗…青森山田はなぜ苦しんでいるのか。惜敗の前橋育英戦に見る“絶対王者”の現在地
松木玖生はA代表に選ばれるレベルにあるのか?【コラム】
絶賛成長中のJ3相模原の藤原優大。元日本代表DFも評価。伸びしろ十分の19歳が目指すべき選手像とは?
成長著しい東京国際大のエースストライカー! 師岡柊生が大学で手に入れた新たな武器「一気にプレーの引き出しが増えた」
U-21日本代表候補を2-0で撃破した全日本大学選抜が強い。守備では広島加入内定DFが、攻撃では柏加入内定MFが活躍

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ