「最後に追いついてくれたので、そこはポジティブに」
一方の安斎は「ウッチーは相変わらず対人が強いし、身長は高くないけどヘッドは強い。失点の時もウッチーの凄さを見た。それにロングスローは味方の時は頼もしかったけど、敵になるとこんなにも脅威になるのかと思いました。本当に厄介な選手でした」と内田を評した。
ただ、安斎自身、この試合は万全のコンディションではなかった。前節の東京国際大戦で左足首を負傷し交代していたのだ。明治大戦まで1週間の休みをとって、残りの1週間で練習に参加したが、それでも痛みは残っていた。
「2位の明治大を食うのか、5連敗で次に行くのか。自分たちの今後を左右するくらいの一戦だったので、なんとしても貢献したかった。途中交代せざるを得ませんでしたが、チームが最後に追いついてくれたので、そこはポジティブに考えたいです」
それぞれの背景があったが、「あと2年半あるので、もっともっとマッチアップしたいと思った」と安斎が語ったように、2人にとっては濃密な時間であった。
ただ、安斎自身、この試合は万全のコンディションではなかった。前節の東京国際大戦で左足首を負傷し交代していたのだ。明治大戦まで1週間の休みをとって、残りの1週間で練習に参加したが、それでも痛みは残っていた。
「2位の明治大を食うのか、5連敗で次に行くのか。自分たちの今後を左右するくらいの一戦だったので、なんとしても貢献したかった。途中交代せざるを得ませんでしたが、チームが最後に追いついてくれたので、そこはポジティブに考えたいです」
それぞれの背景があったが、「あと2年半あるので、もっともっとマッチアップしたいと思った」と安斎が語ったように、2人にとっては濃密な時間であった。
最後にかつての盟友へのそれぞれの思いを聞いてみた。
「久しぶりに安斎とフィールドの中でプレーできたので、嬉しかったし、本当に楽しかった。安斎は背後の抜け出しがかなり上手くなっていて、やっぱり凄い選手だなと思いました」(内田)
「ウッチーは高校時代と変わらず自分のストロングポイントを前面に出したプレーを淡々とやり続けられる選手。あまり表情には出さないし、口にも出さないけど、内に秘めているものは大きいと、この試合で改めて思いました。そこは自分にないものなので、大きな刺激になります」(安斎)
かつての友は今日の敵だったが、ピッチを離れれば友であることに変わりはない。次に顔を合わせる時はどのようなバトルが繰り広げられるのか。関東大学リーグ1部で躍動する2人の切磋琢磨の物語はまだまだ続く。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!~関東編
「久しぶりに安斎とフィールドの中でプレーできたので、嬉しかったし、本当に楽しかった。安斎は背後の抜け出しがかなり上手くなっていて、やっぱり凄い選手だなと思いました」(内田)
「ウッチーは高校時代と変わらず自分のストロングポイントを前面に出したプレーを淡々とやり続けられる選手。あまり表情には出さないし、口にも出さないけど、内に秘めているものは大きいと、この試合で改めて思いました。そこは自分にないものなので、大きな刺激になります」(安斎)
かつての友は今日の敵だったが、ピッチを離れれば友であることに変わりはない。次に顔を合わせる時はどのようなバトルが繰り広げられるのか。関東大学リーグ1部で躍動する2人の切磋琢磨の物語はまだまだ続く。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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