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絶賛成長中のJ3相模原の藤原優大。元日本代表DFも評価。伸びしろ十分の19歳が目指すべき選手像とは?

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2022年04月18日

できていること、できていないことを整理

相模原で2年目を迎える藤原。「知っている選手がいるので」と、9節・岐阜戦を楽しみにしているという。(C)J.LEAGUE

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 4月17日に行なわれたJ3リーグ第6節で、福島ユナイテッドFCのホームに乗り込んだSC相模原は、0-0で迎えたアディショナルタイムに失点。0-1で敗れ、3連敗を喫した。

 悔しいゲームとなったが、粘りの守備を見せていたのがDF藤原優大だ。相模原の今季ここまでの全6試合で先発フル出場。伸び盛りの選手のひとりだ。

 藤原は青森山田高で主将を務め、2021年、J1の浦和レッズに加入。同年7月、オファーを受け、育成型期限付き移籍で相模原に加入。特長の空中戦と1対1に加え、攻撃でのビルドアップを身につけ、昨季は17試合に出場した。

 加入当初、見る限りでは冷静沈着。堂々とプレーしている素振りだったが、内心は「ホントに無知の状態。何もわからないので、まずはやってみよう、迷わずプレーしてみよう」と無我夢中だった。

 しかし、2年目の今年、視界はずいぶんと広がった。

 課題を聞けば、ラインコントロールに1対1。ロングボールの対応。守備でのチーム戦術に個人戦術。そして攻撃面と次々と出てくる。

 試合ごとに出る課題に、藤原はコーチと映像で振り返りながら「しらみつぶしに取り組んでいる」と話す。そのためか全体練習後、気が付くとピッチに藤原ひとりということもしばしばだ。

 できていること、できていないことを整理しつつ、他人の意見に聞く耳を持つ姿勢。これが起用につながっていると言える。
 
 その藤原、今季、FC町田ゼルビアから加入のDF水本裕貴とセンターバックを組んでいる。水本といえば、ジェフユナイテッド千葉やガンバ大阪など7チームを渡り歩いてきた元日本代表。まさに守備の教科書。ちなみに水本は1985年生まれ。藤原は2002年生まれ。17歳差のコンビだ。

 藤原は水本について「吸収できることはたくさんある」と話すとともに、「ミズさん(水本)の言うことをただ聞くだけじゃなく、自分が主導権を握ることも大事。ミズさんだってミスはある。だから動かすくらいじゃないと」と遠慮はない。

 しかしポジショニングに関しては「例えば、クロスに対してここに立って入れば絶対防げる、そうしたベストなポジションを取れる。それは絶対的な経験値があるからこそ」とリスペクトを忘れない。
 
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