「1点目は僕が理想とするプレーができた」
「蓋を開けてみたらもうびっくりですよ。ただでさえスタメンと聞いて、大学サッカーで初めて青森山田のチームメイトと対戦できるとなってモチベーションが一気に上がったのに、キックオフの配置について、『あ!ウッチー、左だ!』とマッチアップすることを知ったので、その時に僕の中でさらにギアが上がったんです。1対1になったら抜いてやろうと思った。ワクワクしかなかった」(安斎)
安斎もまた燃えに燃えていた。お互いの思いが交錯するなかで試合が始まると、開始早々4分、安斎がいきなりチャンスに絡む。浮き球の縦パスに完全に抜け出すと、GKとの1対1になるが、放ったシュートはGKのファインセーブに阻まれた。
それ以降は両者一歩も譲らず。スコアレスで後半に入ると、今度は内田がやり返す。63分、左サイドで敵の安斎と右サイドバックの西尾颯大の間にできたスペースを見逃さず、ワイドの高い位置に張り出す。自軍のCB岡哲平のロングフィードに対し、相手のサイドバックとセンターバックの間のスペースに走り込んだ左サイドハーフ熊取谷一星の動きを、内田は見逃さなかった。
後方からのフィードを、内田はトラップせず、ヘッドでダイレクトに熊取谷に落とすと、そのままペナルティボックス内にドリブルで侵入した熊取谷がファールを受けてPKを獲得。このPKを熊取谷自らが決めてチームに先制点をもたらした。
その後、マッチアップで優位に立ったのは内田のほうだった。CBと息の合った連動を見せて、ラインコントロールと攻撃参加で早稲田大を押し込むと、安斎は82分に交代を告げられた。
安斎もまた燃えに燃えていた。お互いの思いが交錯するなかで試合が始まると、開始早々4分、安斎がいきなりチャンスに絡む。浮き球の縦パスに完全に抜け出すと、GKとの1対1になるが、放ったシュートはGKのファインセーブに阻まれた。
それ以降は両者一歩も譲らず。スコアレスで後半に入ると、今度は内田がやり返す。63分、左サイドで敵の安斎と右サイドバックの西尾颯大の間にできたスペースを見逃さず、ワイドの高い位置に張り出す。自軍のCB岡哲平のロングフィードに対し、相手のサイドバックとセンターバックの間のスペースに走り込んだ左サイドハーフ熊取谷一星の動きを、内田は見逃さなかった。
後方からのフィードを、内田はトラップせず、ヘッドでダイレクトに熊取谷に落とすと、そのままペナルティボックス内にドリブルで侵入した熊取谷がファールを受けてPKを獲得。このPKを熊取谷自らが決めてチームに先制点をもたらした。
その後、マッチアップで優位に立ったのは内田のほうだった。CBと息の合った連動を見せて、ラインコントロールと攻撃参加で早稲田大を押し込むと、安斎は82分に交代を告げられた。
しかし、後半アディショナルタイム3分に、右CKの跳ね返りを拾った早稲田大MF植村洋斗に突破を許し、ライナーのクロスをニアでFW奥田陽琉にドンピシャヘッドで合わされ、明治大は同点に追いつかれる。このシーン、ファーサイドにいた内田は見つめることしかできなかった。
1-1のドロー決着。試合後、内田はマッチアップをこう振り返った。
「熊取谷との連係でずっと相手のボックス内を狙っていました。安斎も熊取谷を意識して、寄ったポジションを取っていたので、僕が高い位置や中間ポジションに入ることで相手のマークをずれさせることを狙いました。あのシーンは安斎も僕のほうに食いついてきてくれたので、中が空いた。1点目は僕が理想とするプレーができたと思います」
今までやったことがなかった左サイドバックで「利き足の右で持てる分、中に仕掛けやすくて、サイドハーフとの連係も取りやすいと思いました」と新境地を開き、さらには、かつての仲間との対戦で大きな自信を得ることができた。内田にとっては、思っていた以上に多くのものを得た一戦となった。
1-1のドロー決着。試合後、内田はマッチアップをこう振り返った。
「熊取谷との連係でずっと相手のボックス内を狙っていました。安斎も熊取谷を意識して、寄ったポジションを取っていたので、僕が高い位置や中間ポジションに入ることで相手のマークをずれさせることを狙いました。あのシーンは安斎も僕のほうに食いついてきてくれたので、中が空いた。1点目は僕が理想とするプレーができたと思います」
今までやったことがなかった左サイドバックで「利き足の右で持てる分、中に仕掛けやすくて、サイドハーフとの連係も取りやすいと思いました」と新境地を開き、さらには、かつての仲間との対戦で大きな自信を得ることができた。内田にとっては、思っていた以上に多くのものを得た一戦となった。