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待望の“青森山田同期対決”が実現! 同サイドで内田陽介と安斎颯馬が対峙「もっとマッチアップしたい」「嬉しかったし、楽しかった」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2022年05月22日

「ウッチー、出るの?」「まだ分からない」

明治大の内田(左)と早稲田大の安斎(右)がマッチアップ。「青森山田同期対決」が実現した。写真:安藤隆人

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 関東大学サッカーリーグ1部・第6節の明治大対早稲田大の一戦。全勝の首位・東京国際大を追いかける2位・明治大と、今季初勝利に燃える11位・早稲田大において、「青森山田同期対決」が実現した。

 明治大のDF内田陽介と早稲田大のMF安斎颯馬は、青森山田で前者は右サイドバック、後者はシャドーでプレーし、3年次には選手権準優勝に輝いている。決勝での山梨学院戦は2−2からPK戦にもつれ込む死闘だったことは、多くの人が記憶に残っているだろう。

 その2人が初めて敵同士で対戦した。しかも、この試合の2週間前に内田が左サイドバックにコンバートされたことで、右サイドハーフの安斎とのマッチアップという形となった。

 この構図に2人は心を踊らせていた。

 話は試合の2週間前に遡る。前述した通り、この時に内田は左サイドバックにコンバートされた。

「左サイドバックをやるということが分かった時から、早稲田戦は右サイドハーフの安斎とマッチアップできると思っていたので、どうしてもこの試合に出たい気持ちが強かったです。栗田(大輔)監督からスタメンを言われた時も、『同い年の安斎には絶対に負けるな』と言われていたので燃えていました。試合前、安斎とはグータッチしたくらいです」

 安斎は昨年度の関東大学リーグ1部の新人王を獲得し、ブレイクの時を迎えた。内田にとって仲間の活躍は大きな刺激となっていた。だからこそ、昨年度は自分が出場していなかったがゆえに実現できなかった“同期対決”を、今年は何としても実現させたい思いが強かった。そして、それが叶ったのだから、内田が燃えない訳がなかった。
 
 一方の安斎は、直前まで内田がスタメンであること自体知らなかった。内田は早稲田戦の前まではベンチ入りすらしておらず、同級生の動向を常にチェックしている安斎もそれは把握していた。

 それゆえに「試合に出てほしいけど、出ないのかなと思っていた」という。しかし当日、試合前のアップ前に内田の姿があった。たまたまトイレで隣同士になり、安斎は「ウッチー、今日出るの?」と聞くと、内田は「いや、まだ分からない」と一言。

 いざ先発が発表されると内田がスタメンで安斎は驚く。ピッチ入場後にそれぞれのポジションについた時に、内田がいつもの右サイドバックではなく、左サイドバックであることに気づき、さらに驚いたという。
 
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