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【GS対戦国分析】ドイツの強度に対抗できるか。スペインは東京五輪代表のハイスケール版。軽視できない残り一枠との戦い

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年04月02日

残り1か国は6月の大陸間POで決定

ポゼッションに優れるスペインに対しドン引きは禁物。スペースを消してセカンドボールを狙うような形が1つ解決策になってくる。(C)Getty Images

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 やはり重要になるのは、コスタリカかニュージーランドから勝点3を取ることになるだろう。コスタリカはご存知の通り、絶対的な守護神ケイラー・ナバスがゴールに鍵をかけ、いかなる相手にもゴールを許さないベースがある。

 ここ数年、アタッカーが思うように育っておらず、ジョエル・キャンベル頼みの攻撃はW杯参加国でも見劣りするが、日本がなかなかゴールを奪えずに焦れると、前線のスピードを生かしてゴールを仕留められるリスクはある。

 ニュージーランドは東京五輪の準々決勝で対戦したイメージほぼそのままと言っていい。OAで参加していた大型FWクリス・ウッドはA代表でもキャプテンにしてエースなので、彼をターゲットにした攻撃を冨安健洋などがしっかりと封じる必要がある。

 ただ、ダニー・ヘイ監督のもとでパスをつなぎながらサイドに起点を作る形もレベルアップしてきており、ウッドのポストプレーを止めたらすべて解決という訳でもない。
 

コスタリカの予想フォーメーション

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ニュージーランドの予想フォーメーション

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 同じく森保一監督が率いた東京五輪代表はニュージーランドと0-0のまま延長戦でも決着付かず、PK戦で勝ち上がった。しかし、今回は勝点1ではおそらく厳しい状況でスペインとの試合に臨むことになるので、ニュージーランドが勝ち上がってくるならば、フィジカルの強さを生かした守備を破る攻撃を身に付けておく必要がある。

 とにかく残り1か国は6月の大陸間POで決まる。スペインとドイツを意識することも大事だが、POの結果を気にするだけでなく、本大会行きのかかった真剣勝負の中でコスタリカとニュージーランドの特長を見極める機会にするべきだろう。

文●河治良幸

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