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予選で圧巻の9ゴール!36年ぶりのW杯出場を決めたカナダ代表の若きエース、デイビッドとは何者か【W杯の必見タレント】

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2022年03月28日

ピンクのバラがW杯の舞台でも咲き乱れるか?

W杯開催期間の12月は3年前に亡くした母、ローズさんの祥月だ。ボルドー戦で見せたこのゴールパフォーマンスが、カタールの舞台でも見られるか。(C)Getty Images

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 ヨーロッパ中のビッグクラブが色めき立ち、コロナ禍による移籍市場の冷え込みを物ともせず、争奪戦が巻き起こる。そして、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、ドルトムント、インテルと名だたるメガクラブとの競合を制したのが、リールだった。移籍金は2700万ユーロ(約35億円)。これはカナダ人としての史上最高額だ。

 もちろん、リールを選んだ本人には注意深い計算があった。ナポリに移籍したヴィクター・オシメーンの後釜として確実に出場機会を得られると踏んだのだ。
 
 開幕から3か月間はノーゴールと苦しんだものの、クリストフ・ガルティエ監督の戦術修正でブレイクスルーを果たし、その勢いはいまに繋がる。

 22歳のライジングスターを巡り、移籍市場は再び過熱している。争奪戦に油を注ぐのが代理人だ。「リールは今シーズン限り。プレミアリーグは良い選択肢だ。本人はラ・リーガにも興味がある。ボールプレーやテクニックがある選手が好まれる」と煽り立てる。
 
 2022年は、ワールドカップ出場を決めた代表シーンでも主役を演じる可能性がある。北中米・カリブ海予選で9ゴールを挙げたデイビッド以外にも、バイエルンのデイビスに、レッドスターの守護神ミラン・ボージャン、ベジクタシュのMFアティバ・ハッチンソンと現カナダ代表はまずまず粒ぞろいで、彼らとともに衝撃の世界デビューをやってのけるかもしれない。

 そのときは、ピンクのバラが咲き乱れることになるはずだ。開催期間の12月は3年前に亡くした母、ローズさんの祥月だ。昨年の12月にこんなことがあった。ウインターブレイク前最後の19節ボルドー戦。ゴールを決めたデイビッドはベンチに駆け寄ると、一輪の花を受け取り、そっと口づけして天に掲げた。母に捧げたその一輪、それがピンクローズだった。

文●松野敏史

※『ワールドサッカーダイジェスト』2022年2月3日号より加筆・修正
 
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