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「メッシは戸惑っていた」盟友も驚いたネイマールの“変貌”。 あからさまに甘やかされている状況に…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2022年03月27日

メッシの驚きはドレッシングルーム中に広がった

バルセロナ時代とは違うネイマール(左)の私生活にメッシは驚いたという。(C)Getty Images

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 昨夏、リオネル・メッシがパリ・サンジェルマンに加入し、練習に合流した後、最も衝撃を受けたのはネイマールの生活ぶりを目の当たりにした時だった。

 2013年から2017年まで2人はバルセロナでチームメイトだった。当時のネイマールは、周りチームメイトと控えめな態度で接し、十分なプロ意識を垣間見せていた。偉大なチームには決まって確固としたディシプリンというものが植え付けられている。

 しかし、パリで再会したネイマールは、他の選手とは日々の生活において一線を画す予測不可能な人物に変貌し、バルサ時代にメッシに好印象を与えた振る舞いはそこにはなかった。「メッシは戸惑っていたよ」。クラブ会長のナセル・アル・ケライフィの古くからの協力者にして、カン・デ・ロージュ(パリの練習場)に足繁く通う人物が証言する。

【動画】メッシとネイマールの名がコールされると、パリSGサポーターからブーイングが巻き起こる
 その夏の第一印象はほんの序の口だった。ネイマールは足首の捻挫を理由に昨年の12月中旬から1月末にかけてブラジルに帰国。パーティーや社交的な集いに頻繁に繰り出していることを聞き及ぶに至って、メッシの驚きはドレッシングルーム中に広がった。

 余りにもあからさまな形で甘やかされている状況に他の選手も首をかしげ、何も動じていないのは、スポーツディレクターのレオナルドとアル・ケライフィ会長だけとなった。「ネイマールはクラブの同意を得たうえで行動している」。誰もがそう結論づけた。

 昨年5月にネイマールが契約をさらに4年間延長したのは、決勝トーナメント再開時にコンディションを整えていることを条件に、チャンピオンズ・リーグ(CL)中断期間中の12月中頃から1月末までは自らスケジュールを管理して行動していいという特別扱いを許可されたからかもしれない。

 さらに悪いことに、年明けにメッシが新型コロナウイルスに感染していることが発覚。カン・デ・ロージュの関係者によると、ネイマールが帰国し、メッシが戦線を離脱している間、他のチームメイトは好むと好まざるとにかかわらず、スター選手とはかけ離れた体制下で「カオス」な1月を過ごしたという。
 
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